サンダーランドでの歓喜に続いて豪州でも大歓喜 W杯へ豪州救ったB・ライト激動の1カ月

ペルー戦で勝利に貢献したライト photo/Getty Images

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1カ月のうちに起きた2つのビッグマッチに勝利

南米勢のペルー代表が有利かとの見方もあった中、オーストラリア代表はアジア勢の意地を見せてくれた。13日に行われたペルー代表との大陸間プレイオフを制し、見事ワールドカップ・カタール大会への切符を掴んだのだ。

オーストラリアは粘り強く戦って120分間を0-0で終え、PK戦の末に勝利を収めた。そしてこの勝利に欠かせなかったのがセンターバックに入った29歳のベイリー・ライトである。

今季のライトはかなり充実した時間を過ごしており、クラブの方ではイングランドのサンダーランドに所属。サンダーランドは3部相当となるリーグ1に所属するクラブだったが、今季は見事に昇格プレイオフを勝ち抜いてプレミア・チャンピオンシップへの昇格を決めた。そのプレイオフ決勝となった5月21日のウィコム・ワンダラーズ戦でも、ライトはセンターバックとしてフル出場している。サポーターの誰もが認める昇格の立役者の1人だ。
オーストラリア代表では今回のアジア予選で1試合しか出番がないバックアッパーだったが、大陸間プレイオフを前に代表監督グラハム・アーノルドの信頼をゲット。こちらも経験の浅い23歳のDFキー・ロールズとセンターバックコンビを組み、ペルーの攻撃をシャットアウトしてみせた。ベンチには経験豊富なトレント・セインズベリー、ミロシュ・デゲネクもいたが、結果的にアーノルドの抜擢は当たったことになる。

英『Chronicle Live』によると、オーストラリア代表のワールドカップ出場をサンダーランドのサポーターも喜んでいるようで、SNS上ではライトを称える意見が数多く出ている。

「ここ数週間の彼は素晴らしい。あとは彼と新たな契約を結ぶだけだ」

「来季はベイリーを残し、主将にしよう」

リーグ1でプレイしているだけあって話題にはなりにくいが、ライトはサンダーランドでの躍進で勢いに乗っていた。それを代表へ持ち込むことになり、新シーズンは久々のプレミア・チャンピオンシップでのプレイに加えてワールドカップ本番だ。

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