B・シウバの後釜を探すのは不可能に近い? 移籍が噂されるポルトガル代表MFを失えばペップ・シティはどう動くのか

去就が不透明なベルナルド・シウバ photo/Getty images

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替えが効かない選手だ

昨季は中盤で素晴らしい活躍を披露し、マンチェスター・シティのプレミア連覇に貢献したベルナルド・シウバ。中盤での働きは唯一無二であり、ジョゼップ・グアルディオラ監督に重宝されている選手の一人だ。

そんなB・シウバだが、移籍の噂が絶えない選手だ。以前から母国であるポルトガルに戻りたいという意思を公言しており、ポルトガルに近いスペイン方面への移籍の可能性がたびたび報じられている。英『manchester evening news』でペップはB・シウバを重要な選手であると主張しつつも、本人の意思を尊重すると移籍を容認した姿勢を見せている。だが、これはクラブが要求した金額を払えるクラブが現れた際の話であり、英『Sport Witness』によりとシティは売却価格を8000万ユーロに設定したという。

財政難のバルセロナからすれば払える額ではないが、本人が移籍を希望しているということもあり、8000万ユーロを払えるクラブが出てくれば売却は避けられない。そうなればシティはどうするのか。
まずは売却となれば8000万ユーロの大金が手に入ることになる。その金額があれば誰でも獲得できるがB・シウバは特殊な選手であり、後釜はそう簡単には見つからない。

見つからないのであればB・シウバ抜きの戦い方を選ぶのが現実的だといえる。獲得が濃厚なリーズ・ユナイテッドのカルヴィン・フィリップスとロドリを並べてダブルボランチにして守備を強化する選択肢も悪くなく、若手ではコール・パルマーとジェイムズ・マカティが来季からトップチームで積極的に起用されるという報道もある。そうなれば中盤の人材は豊富になり、新たなオプションが生まれるはずだ。また現在は3トップでプレイしているフィル・フォーデンを中盤にポジションを下げるのも一つの手であり、B・シウバに固執しすぎてしまいチーム全体のクオリティが落ちることになれば本末転倒だ。

その豊富な運動量を生かし攻守両面でシティを支えるB・シウバ。昨季は得点力が開花するなど年々パフォーマンスは上がっており、失えばその損失は計り知れない。CL制覇の目標が遠のく可能性もあり、今後の去就に注目したい。

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