怪我で出場時間減も“15点で得点ランキング6位” 今やドログバと比較されても負けない実力を持つレスターの遅咲きFW

成長を続けるジェイミー・バーディ photo/Getty images

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来季のレスターは彼の活躍次第だ

21-22シーズンのプレミアリーグの得点王は23ゴールでモハメド・サラーとソン・フンミンのダブル受賞となった。一時はサラーが頭一つ抜けていたが、ソンが終盤に素晴らしい追い上げを見せた。来季もこの2人が得点を量産し、得点王争いを面白くさせることになるだろう。

この2人のストライカー以外にも期待したい点取り屋がいる。レスター・シティのジェイミー・バーディだ。35歳となったバーディは昨季15ゴールを決め、得点ランキング6位でシーズンを終えている。ただ昨季は怪我での離脱が多く、1806分しかプレイできていない。1位のソンは3021分とバーディとの差は多く、もちろん怪我をしないことも一つの技術だといえるが、得点を奪うことだけに特化すればまだまだバーディはプレミアで得点王を争うことができる能力は持っている。

英『THE SPORTSMAN』ではバーディと元チェルシーのディディエ・ドログバを比較している。その中でバーディがドログバよりも優れている意見の根拠に、味方のサポートのレベルを挙げている。ドログバはチェルシー在籍時にプレミアで104ゴールを決めており、チームメイトにはフランク・ランパードやアリエン・ロッベンらスター選手がいた。バーディの周りにはリヤド・マフレズやエンゴロ・カンテらのちにビッグクラブへステップアップする選手もいたが、大半の選手はそうではない。リーグ優勝を成し遂げた15-16シーズンの24ゴールを決めた活躍は素晴らしく、これまでのプレミアでは計133ゴールを決めている。現役ではトッテナムのハリー・ケインに続く2番目の好成績である。
今やドログバと比較されても負けない実績と実力を持つバーディ。21-22シーズンもバーディの怪我がなければレスターはより上位でフィニッシュしていた可能性は高く、来季バーディが万全でシーズンを戦い切ることができれば、レスターの上位フィニッシュも可能性としてはあるだろう。

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