スターリング放出がむしろプラスかもしれないシティ 20歳パルマーはフォーデンルートを辿るはず

シティユース育ちのパルマーとフォーデン photo/Getty Images

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CFの層が厚くなったシティ

今夏から新たにアーリング・ハーランドとフリアン・アルバレスという2人のFWが加入するマンチェスター・シティ。その分FWラヒーム・スターリングやFWガブリエウ・ジェズスといった選手たちに放出の噂が流れているものの、シティは彼らが退団することをそこまで恐れてはいないようだ。

シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は来季、20歳のMFコール・パルマーにさらなる出場機会を与ようと意図しているため、スターリングなどといったFWが退団することをそれほど渋ってはいないと、英『The Times』は報じている。

スターリングは今季リーグ戦13ゴールで、MFケビン・デ・ブライネに次ぐ得点源となっていたものの、2023年にシティとの契約が満了となるため今夏中の移籍が予想されている。彼の行き先にはチェルシーやレアル・マドリード、バルセロナといったビッグクラブが候補に挙がっており、この27歳の去就には注目が集まっている。

一方のパルマーはシティユース出身の有望株で、今季はプレミアリーグデビューも飾った。ウイングやインサイドハーフをこなすユーティリティ性が一つの持ち味であるものの、現状はFWリヤド・マフレズやスターリング、ジェズスなどが務める右ウイングでの活躍をグアルディオラ監督からは期待されている。

今季のパルマーは怪我などもあってリーグ戦4試合の出場に留まったものの、チャンピオンズリーグやFA杯、リーグ杯でゴールを挙げるなど、トップチームでの一歩目をしっかりと踏み出した。来季のパルマーには先輩MFフィル・フォーデンと同様、徐々に徐々にトップチームでの出番を増やしながら、成長していくことが求められるはずだ。

スターリングといった一線級の選手が抜けたとしてもシティの前線は豊富で、すぐさまパルマーに大きな責任がのしかかるわけではない。パルマーを右ウイング3番手くらいの扱いで伸び伸びとプレイさせられると理想的だろう。

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