補強を進めたいニューカッスルの一手はサン・マクシマンの高額売却か 金満クラブが悩まされるFFPの壁

4000万ポンドの値札がついているサン・マクシマン photo/Getty Images

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ニューカッスルで3シーズンに渡って活躍

今年1月に大型補強を敢行したニューカッスル・ユナイテッドは、今夏もすでにバーンリーのGKニック・ポープを獲得し、レンタルで在籍していたアストン・ヴィラのDFマット・ターゲットも買い取った。ニューカッスルの獲得候補はまだ何人か浮上しているが、そういった選手を獲得するためにフランス人FWアラン・サン・マクシマンを売却する可能性もあるようだ。

サン・マクシマンは左ウイングを主戦場に今季リーグ戦35試合5ゴール5アシストを記録。この25歳の突破力はプレミアリーグで猛威を奮っており、フランス代表にいつ招集されてもおかしくない選手だ。

しかしニューカッスルはファイナンシャル・フェアプレイ(支出が収入を上回らないように規制するUEFAの財務規則)を気にしてサン・マクシマンの売却を検討していると英『Daily Mail』は報じている。サン・マクシマンには現在4000万ポンド以上の値札がついているようだ。

同メディアによれば、サン・マクシマンにはトッテナムやチェルシーなどといったクラブが関心を示しているものの、彼に4000万ポンド以上を払うのは高すぎると考えているようだ。しかし、サン・マクシマン本人は各クラブからより高い給与のオファーが届いていることに頭を抱えているという。

ニューカッスルはサン・マクシマンを高額で売却できれば、獲得が噂されているリールの22歳DFスヴェン・ボトマンやランスの20歳FWウーゴ・エキティケといった選手たちとの移籍交渉をよりスムーズに進めることができるはず。しかし、ニューカッスルでエース級の選手として活躍している彼を売却してしまえば、今度はその代役探しに苦労しそうだ。今夏のニューカッスルは見事なまでにファイナンシャル・フェアプレイという制度の煽りを受けている。

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