チェルシーとマンUならデ・リフトはどちらを選ぶ “勝ち”を求めるオランダ代表DFはユヴェントス退団を希望か

デ・リフトはユヴェントスを離れるのか photo/Getty Images

ユヴェントスの最終ラインを担う22歳

FWパウロ・ディバラの退団やMFポール・ポグバの復帰話など、慌ただしい夏を過ごしているユヴェントスだが、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトにもプレミアリーグ挑戦の可能性が浮上している。2つのビッグクラブが彼に興味を示しているようだ。

デ・リフトとユヴェントスの契約は2024年までとなっているものの、伊『Corriere dello Sport』によれば両者はいまだ契約延長に至っておらず、デ・リフト本人は移籍を希望しているという。ユヴェントス加入1年目こそセリエA制覇を経験したデ・リフトだが、その後は2年連続の4位フィニッシュと満足できる結果ではなく、“勝つ”ことに執念を燃やしているようだ。

同メディアはチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドがデ・リフト獲得の最前線に立っていると伝えている。特にチェルシーはすでに具体的な動きを見せているようで、伊『Sky Sport』はチェルシーがデ・リフト獲得のために4500万ユーロ(3800万ポンド)とFWティモ・ヴェルナーを差し出すつもりだと報じている。

ユヴェントスはディバラの退団などもあり今夏のアタッカー陣の補強が必須となっている。パリ・サンジェルマンのFWアンヘル・ディ・マリアやローマのFWニコロ・ザニオーロといった選手たちが獲得候補に挙がっているが、ヴェルナーも決して悪い選択肢ではないだろう。

マンU行きはアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグ新監督の存在がプラスとなりそうだが、チャンピオンズリーグに出場することはできず、タイトル争いに絡めるかどうかも怪しい。デ・リフトの求める“勝つ”という点ではやはりチェルシーの方が有利で、アントニオ・リュディガーやアンドレアス・クリステンセンといったDF陣の退団も踏まえれば、主戦力としてタイトル争いに挑むことができるはずだ。

伊『Sky Sport』によればデ・リフトとユヴェントスの間には1億2000万ユーロ(1億300万ポンド)のリリース条項が存在するようだが、独『transfermarkt』は現在ヴェルナーの市場価値を3660万ユーロ(3150万ポンド)としている。チェルシーの用意する4500万ユーロとヴェルナーの市場価値を足しても1億2000万ユーロには全く届いていないが、はたしてユヴェントスはこのオファーをどう受け取るのか。

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