バルセロナの補強最優先ポジションはどこ? B・シウバよりもレヴァンドフスキを獲得すべき理由

バルセロナから関心を寄せられるベルナルド・シウバ photo/Getty images

両取りには莫大な資金が必要になる

大物獲得の噂が絶えないバルセロナ。とくにマンチェスター・シティのベルナルド・シウバの報道が多く、西『MUNDO DEPORTIVO』によればフレンキー・デ・ヨングを売却すればB・シウバの獲得が近づくと報じている。実際に保有元であるシティは選手の意思を尊重して要求した移籍金を用意できれば売却する考えだとメディアが伝えており、バルセロナが資金をかき集めれば獲得するのは難しくないだろう。ただB・シウバ一人を獲得することで夏の予算が尽きる可能性もあり、賢く補強を行う必要がある。

そもそもB・シウバはそれほど必要な存在なのだろうか。確かに素晴らしい中盤であり、彼のように運動量と賢さと技術を兼ね備えた選手はいない。怪我もせずシーズンを通して計算できる。が、できることは限られており、リオネル・メッシのようなスーパーマンではない。現在のバルセロナの中盤は人材が豊富であり、すでに獲得で合意しているフランク・ケシエらが来ればデ・ヨングが抜けた穴は埋められる。

それよりも必要なのはアタッカーの補強だろう。とくに得点を取るストライカーが不足している。昨季フリーで獲得したピエール・エメリク・オバメヤンは素晴らしい選手だが、彼一人でシーズンを戦うことはできない。メンフィス・デパイもいるが物足りない部分もあり、去就は不透明だ。期待の星であるアンス・ファティを3トップの中央で使う案もあるが、怪我が多すぎて計算できない。

であれば、バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキを獲得すべきだ。選手は移籍を希望しており、バイエルンが要求する移籍金を用意すれば引き抜くことは可能だろう。33歳と未来ある選手ではないが、現時点で世界最高のストライカーであり、得点力不足は解消してくれる。

手薄なFWではなくすでに人材がいる中盤の補強を進めたいバルセロナ。B・シウバ、レヴァンドフスキと両者ともに獲得できるのであれば問題ないが、どちらかとなればレヴァンドフスキを獲得するべきだ。

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