鎌田大地はトッテナムに移籍すべきではない? ソン・フンミン、クルゼフスキら立ちはだかるワールドクラスのライバルたち

今夏、移籍の可能性がある鎌田大地 photo/Getty images

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彼らからポジションを勝ち取る必要がある

21-22シーズンはフランクフルトでEL優勝を経験し、飛躍の年となった鎌田大地。攻撃性能が高く、バルセロナやウェストハムですら対応に苦労していた。

そんな鎌田はクラブとの契約が2023年までとなっており、今夏での移籍が噂されている。その候補の一つがプレミアリーグのトッテナムだ。フランクフルトの現地メディアである『Frankfurter Rundschau』によると鎌田はプレミアのクラブから興味を持たれており、1000万ユーロ程度の移籍金で放出することになるようだ。クラブとしては後釜としてマリオ・ゲッツェを補強しており、獲得したいクラブが出てくれば動きはあるだろう。

ただスパーズ行きはやめたほうがいいかもしれない。アントニオ・コンテが監督となってから勢いを見せるプレミアの強豪だが、鎌田としては移籍してもポジションがない。システムは同じく[3-4-3]だが、ライバルはソン・フンミンとデヤン・クルゼフスキだ。鎌田の強みであるキープ力は同程度のものを持っており、彼らはそこからドリブルやパスでチャンスメイクできる。精度も高く、ソンは昨季23ゴール7アシストと得点力も見せている。
英『HITC』ではスパーズのような上位クラブよりも中堅クラブのほうが適していると主張している。継続したプレイタイムを望むのであれば間違いのない主張であり、同紙ではクリスティアン・エリクセンを失ったブレントフォードはどうかと提案している。そのほかにも鎌田のようなチャンスメイカーを欲しがっているチームは多く、鎌田が望むプレミア移籍は現実のものとなるか。

クラブは売却を望んでおり、移籍の可能性が高い鎌田。W杯イヤーであり、出場機会を求めるには残留が一番だが、今後の動きに注目だ。

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