降格の危機があった中での移籍劇 ニューカッスル選んだ救世主ギマランイスの決意

中盤からチームを救ったギマランイス photo/Getty Images

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新シーズンはさらに上を目指す

果たして新シーズンのニューカッスルはどこまで順位を上げてくるのか。サポーターは今からワクワクしていることだろうが、その夢が見られるのは選手たちが必死にプレミア残留を決めたからだ。仮に2021-22シーズンの残留に失敗していれば、今頃は最悪な空気がクラブを包んでいたに違いない。

ミラクルとも言える残留に貢献した1人に挙げられるのがMFブルーノ・ギマランイス(24)だ。今冬にリヨンからニューカッスル入りを決断したギマランイスだが、本人にも迷いがあったと振り返っている。それもそのはず、2021-22シーズンの折り返し地点でのニューカッスルは降格が濃厚と見られていたからだ。そんなクラブに移籍するのは選手としてリスクが大きすぎる。

しかし、ギマランイスはこの挑戦に賭けた。ニューカッスルも3300万ポンドを支払っており、ギマランイスが冬の補強で1、2を争う大物だったのは間違いない。
ギマランイスもその期待に応え、後半戦はプレミアリーグで5ゴールを記録。チームも見事に残留を決め、今は新シーズンへ夢を描いている最中だ。地元メディア『The Shelds Gazzette』に対し、ギマランイスは今冬の決断が正しいものだったとコメントしている。

「プレミアリーグでのプレイは夢だ。ニューカッスルは素晴らしいクラブであり、ここには興味深いプロジェクトがある。僕に与えてくれた信頼、プランに興奮している。プレミア残留の挑戦も好きだったし、僕にとって大きなモチベーションとなった。僕は選手として挑戦したいと思っている。そして今僕たちは残留を確実とし、次のステップに進める」

「僕たちが達成したことは信じられないものだよ。キャリアの中で降格ゾーンにあるクラブへ向かうのは大きな決断だったけど、僕たちは上手くやった。ベストな決断だったと思うよ」

現在のニューカッスルには豊富な資金があり、今夏の補強にも期待がかかる。新シーズンに目指すはヨーロッパリーグ出場権、そして将来的にはチャンピオンズリーグ出場権確保だ。ギマランイスら今冬の新戦力たちはその野望に向けた最初の助っ人と表現することもでき、ひとまず残留という大きなミッションを完遂した。

新シーズンにどこまで順位を上げられるか。ギマランイスは新シーズンも中心選手として夢を追いかけていく。

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