トップチームでの“起用数計4回”の選手を売却して約50億円の利益が? 大型補強の裏で売却を進めるシティの補強戦略

イーガン・ライリーはコンパニのもとに行く可能性が高いようだ photo/Getty images

手際よく進んでいる


リーズ・ユナイテッドのカルヴィン・フィリップス獲得合意が伝えられるなど補強がスムーズに行われているマンチェスター・シティ。ストライカー、中盤の補強ができれば次はサイドバックであり、ブライトンのマルク・ククレジャが候補だ。

補強が進むシティだが、放出も順調だ。トップチームであればガブリエウ・ジェズスとラヒーム・スターリングの放出が濃厚である。ジェズスは4500万ポンド、スターリングは英『manchester evening news』によると5500万ポンドでチェルシーからオファーがあると予想している。この額で売却となれば総額1億ポンドの取引となる。

売却が進んでいるのはトップチームでのプレイ経験が少ない若手も同じで、すでに合意したのがサウサンプトンへ完全移籍となったGKギャヴィン・バズヌだ。昨季までは3部でプレイしていたアイルランド代表GKで、移籍金は1200万ポンドとされている。

英『Football Insider』によるとFWサミュエル・エドジーのレヴァークーゼン行きが決まったようだ。レスター・シティとのコミュニティ・シールドでコール・パルマーと共に先発した19歳で、1000万ポンドの移籍金が発生するという。

さらに売却は続いており、リーズ・ユナイテッドにMFダーコ・ギャビが、ヴァンサン・コンパニが指揮官となったバーンリーにDFイーガン・ライリーが移籍する見込みであり、両者合わせて850万ポンドになると英『manchester evening news』が伝えている。

この4人合わせてトップチームでのプレイ回数は4試合しかないが、3050万ポンド(日本円にして約50億円)の利益が生まれる可能性がある。各選手の能力の高さやジェイドン・サンチョのような前例があってこそだといえるが、破格の値段設定だ。

トップチームに話は戻すが、スポルティングCPにローン移籍していたペドロ・ポロの買い取りがすでに発表されており、日本円にして約11億円の利益が生まれている。昨季シャルケでプレイしていた板倉滉の売却も濃厚であり、今夏に大型補強を行ったとしてもそれほどマイナスにはならないのかもしれない。

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