アケとジンチェンコが放出となれば新SBはククレジャだけでは足りない? シティが獲得を目指す“2人目”の守備者とは

ククレジャに続くサイドバックの獲得はあるのか photo/Getty images

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最終ラインの安定はチームの安定につながる

ガブリエウ・ジェズス、ラヒーム・スターリングの売却が濃厚なマンチェスター・シティだが、ネイサン・アケとオレクサンドル・ジンチェンコもチームを離れる可能性が出てきた。アケにはチェルシーやニューカッスルが、ジンチェンコにはアケと同じくチェルシーやアーセナル、エヴァートンが興味を示しているという。シティは基本的に選手の意思を尊重するクラブであり、シティが満足する移籍金を得られるのであれば放出は既定路線だといえる。

アケとジンチェンコを同時期に放出することになれば最終ラインの戦力が足りなくなる。ブライトンのマルク・ククレジャを獲得したとしても、カイル・ウォーカー、ジョアン・カンセロ、ククレジャの3人でサイドバックをローテーションすることになり、センターバックながらサイドバックでもプレイできたアケがいなくなれば戦力低下は免れない。

ここまでの候補であればウルブズのライアン・アイト・ヌーリ、ホッフェンハイムのダビド・ラウム、アーセナルのキーラン・ティアニーらの名前が報じられている。英『The Athletic』によるとウルブズはこの夏の移籍市場でヌーリの売却を考えておらず、ティアニーもリーグタイトルを争うライバルだけに放出は考えにくい。消去法となるが、シティがもう一人のサイドバックを狙うとすればラウムが有力か。タイプでいえばウォーカーに近いアスリート能力の高さを武器に戦う選手であり、シティが求める人材だ。
アカデミーの若手でいえばDFルーク・ムベテ(18)が先日クラブとの契約を2027年まで延長したと発表している。左利きのセンターバックで、サイドバックや中盤としてプレイすることもある。そのためアケと同じ役割をトップチームでこなせる可能性があり、期待したい若手だ。

最終ラインの左サイドの陣容が変わりそうなシティ。来季はシーズン中にワールドカップ・カタール大会も控えており、夏の移籍市場での万全な補強が必要となる。

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