この夏のトッテナムは本気だ リシャルリソン、ソン、ケインは“プレミア最強攻撃ユニット”になれる

ソン・フンミンは昨季プレミア得点王に photo/Getty Images

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トップ4とは言わず優勝争いに絡んでほしい

新シーズンのトッテナムは恐ろしく強いかもしれない。そんな期待感が広がりつつあるのではないか。

この夏のトッテナムは積極的だ。インテルからMFイヴァン・ペリシッチをフリーで迎えると、ブライトンから守備的MFイヴ・ビスマ、さらにエヴァートンからFWリシャルリソンを引き抜いた。

リシャルリソンの獲得により、強烈な構成になるのが前線だ。ハリー・ケイン、ソン・フンミンのコンビに加え、リシャルリソン、昨季途中の加入からフィットしたデヤン・クルゼフスキ、ルーカス・モウラ、さらにペリシッチをウイングに上げることもできる。彼らが機能すればプレミアリーグでもトップクラスの攻撃集団が完成するかもしれない。
中盤はビスマ、ピエール・エミール・ホイビュルク、エリック・ダイアー、若手のオリヴァー・スキップ、クルゼフスキとともに今冬加わったロドリゴ・ベンタクールがいる。やや創造性に欠けるところはあるかもしれないが、中盤のプロテクト力は高い。

指揮官アントニオ・コンテが3バックを選択するなら、左のウイングバックにはペリシッチ、セルヒオ・レギロン、右にはエメルソン・ロイヤルに加え、現在はミドルズブラのジェド・スペンス獲得へ近づいている。

センターバックではバルセロナのクレマン・ラングレ獲得へ向けて交渉を進めている他、昨季活躍したアルゼンチン代表のクリスティアン・ロメロ、ダビンソン・サンチェス、ウェールズ代表でワールドカップ出場にも貢献したジョー・ロドンも控える。

最大のストロングポイントは攻撃陣だが、同時にコンテが守備を整備できれば面白い。トップ4はもちろん、優勝争いにも喰らいついてほしい陣容だ。プレミアリーグ優勝経験のあるコンテが指揮しているのも大きく、新シーズンはトッテナムがプレミアをかき回すかもしれない。

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