考えて考えて考えるテン・ハーグ流トレーニング 新生マンUのスタートダッシュはひとまず成功か

テン・ハーグ監督はマンUを改革中 photo/Getty Images

6月の代表戦に招集されていなかった選手たちがトレーニングに参加

エリック・テン・ハーグ新監督率いるマンチェスター・ユナイテッドは、すでに始動しており、プレシーズンのトレーニングも始まっている。テン・ハーグ監督にはチームに好成績をもたらすため、既存戦力を鍛え直すことも期待されており、トレーニングも今のところは順調のようだ。

今夏のマンUはバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨングを始めとする何人かの選手が新戦力候補に挙げられているものの、なかなか補強は進んでおらず、ようやくフェイエノールトのDFタイレル・マラシアを獲得できるかどうかというところ。既存戦力にかかる期待や責任は大きくなっている。

英『Sky Sports』は、テン・ハーグ監督と選手たちのここまでの感想を伝えている。テン・ハーグ監督は選手たちが自らのアイデアや要求を受け入れ、歓迎していることに満足しているようだ。これまではユースの選手たちにだけ適用されていた、朝9時までに練習場へ到着するという規律を選手たちが受け入れた点も評価しているという。

テン・ハーグ監督の練習について、とある選手も同メディアに感想を述べたようで、そのコメントが紹介されている。

「きつい。体だけでなく精神的にも。彼は僕たちが考えて、考えて、考えることを望んでいるんだ」

やはりテン・ハーグ監督のトレーニングは前評判通りの激しさのようで、頭を使った効果的なプレイの増加にも期待できそうだ。

監督や選手たちの感想を聞く限り、テン・ハーグ・ユナイテッドのスタートダッシュはひとまず成功と言っていいだろう。あとはまだ合流していない選手たちが何事もなくチームに溶け込み、共に上昇気流を描いていけるかどうかが鍵となる。

世界有数のメガクラブだけあって、選手たちは揃っている。プレシーズンで既存戦力とチームのクオリティを高めつつ、チームにとってプラスとなる新戦力の加入に期待したいところだろう。

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