取り戻す“世界最高の右サイドバック”の称号 昨季終盤に見せたカルバハルいぶし銀な輝き

レアルのCL制覇に貢献したカルバハル photo/Getty Images

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攻守両面で堅実なサイドバック

昨季は3度も筋肉系の故障で離脱を余儀なくされたが、終盤戦にかけて徐々に状態を上げていったのがレアル・マドリードDFダニエル・カルバハルだ。

怪我の問題もあってピークが過ぎたとの見方もあったが、昨季はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに入ってからフル稼働。特に準々決勝のチェルシー戦からは延長戦も含め全試合にフル出場しており、やはりコンディションが安定している時のカルバハルはトップレベルだ。

スペイン『as』も継続性さえあれば、カルバハルは世界最高のライトバックの1人だと絶賛する。今季限りでの退団が決まった左サイドバックのマルセロと合わせ、数年前は世界最高のサイドバックコンビと言われた時期もあった。カルバハルは派手な選手ではないが、攻守両面でバランスの取れたハイレベルなサイドバックだ。
30歳を迎えたが、まだ衰えるには早すぎる。むしろ今からの時間をキャリア最高のものとしたいところで、今年のワールドカップ・カタール大会へ臨むスペイン代表でも右サイドの1番手になれる実力者と言える。

レアルではアルバロ・オドリオソラ、器用にサイドハーフとサイドバックの両方をこなすルーカス・バスケス、万能DFナチョ・フェルナンデスなど多くのライバルがいるが、状態さえ良ければカルバハルが1番手で間違いない。

怪我なくフルシーズンを戦えるのか。カルバハルのコンディションも来季のレアルにとっては重要ポイントだ。

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