ミランにはオリギ飛躍のきっかけが転がっている ジルー、イブラの存在を糧に最上級のFWへ

ミラン加入が正式発表された photo/Getty Images

最前線のファーストチョイスとなれるか

ついにミラン加入が正式に発表されたFWディボック・オリギ。今夏でリヴァプールとの契約が満了していたため、フリートランスファーでの加入となった。契約は2026年6月末までとなっており、好調ミランを牽引する存在となれるだろうか。

2014年にリヴァプールと契約を結んだオリギは、1年間ローン移籍という形でリールに留まった後、アンフィールドへとやってきた。ヴォルフスブルクでの1年間の武者修行も挟みながら、計8シーズンに渡ってリヴァプールに在籍。レギュラー確保とはならなかったが、要所要所でリヴァプールの勝利に貢献してきた。

ハイライトはなんと言っても2018-19チャンピオンズリーグでの活躍だろう。準決勝のバルセロナ戦は1stレグこそ3-0で敗れたものの、ホームの2ndレグでオリギが2ゴールを決める活躍を見せ、2戦合計スコア3-4と大逆転で決勝進出を果たした。

そして決勝のトッテナム戦でも、オリギは途中出場からダメ押しとなるチーム2点目を奪い、リヴァプールに14年ぶりとなるCL制覇をもたらしている。

昨季のミランはFWオリヴィエ・ジルーやFWズラタン・イブラヒモビッチが1トップを務めたが、イブラヒモビッチはシーズン終了後にひざを手術し、復帰には時間がかかる見込み。少なくともリヴァプールよりは出場機会を得られるはずで、ジルーからスタメンの座を奪うほどのパフォーマンスを継続して披露したいところ。

FWラファエル・レオンやMFサンドロ・トナーリを始めとするミランの若手たちは、イブラヒモビッチなどベテラン勢による後押しもあり、大きく成長を遂げている。オリギはすでに27歳と若手の域からは脱しているが、イブラヒモビッチやジルーといった最高のお手本から何かを盗むこともできるだろう。

彼らから直接アドバイスをもらうこともあるはずで、飛躍のきっかけは至るところに転がっている。ミラン加入でオリギがどこまでパフォーマンスを向上させることができるのか。今季のプレイに注目だ。

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