クロップ、ペップ、トゥヘルの名将3人と共闘したゲッツェ 「クラブ全体がベストに導かれた」とうち1人の手腕を称賛

グラスナー監督の下でどのようなプレイを見せるのか photo/Getty Images

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ブンデスリーガ復帰を果たした

ヨーロッパリーグチャンピオンであるアイントラハト・フランクフルトへの移籍が先月に発表されたMFマリオ・ゲッツェ。彼はこれまで名将たちから指導を仰いできたが、その中でも特にユルゲン・クロップ監督を評価しているようだ。

ドルトムントの下部組織出身選手であるゲッツェは、クロップ監督によってトップチームへと引き上げられると、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ準優勝を経験。2013年になるとライバルクラブであるバイエルン・ミュンヘンへ移籍し、今度はジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプレイ。2016年にはドルトムントへ復帰を果たし、トーマス・トゥヘル監督から指導を受けた。

2020年にドルトムントを離れ、ここ2シーズンをPSVアイントホーフェンで戦ったゲッツェ。ブンデスリーガ復帰を機に独『Bild』のインタビューに応じた彼は、クロップ監督の手腕について言及し、2016年の後悔についても明かしている。

「どの監督にも長所があり、独自の哲学があったが、僕から見るとユルゲン(クロップ)は人材マネジメントの面で最も優れていた。チーム、スタッフ、クラブ全体がベストに導かれたんだ」

「僕はバイエルンから(ドルトムントへ)やってきた時に、『リヴァプールはユルゲン監督との最初のシーズン(2015-16シーズン)を8位で終え、CL出場権も獲得していなかった。それ以前も常に上位でプレイするクラブではなかった』というような主張をしていた」

「ドルトムントはその前年、トーマス・トゥヘルの下でトップレベルのシーズンを送っていた。BVB(ドルトムント)はトップだった。ユルゲンはまだ何かを作り上げている最中だった。振り返ってみるとこう言わざるを得ない。リヴァプールの方が良かっただろうね」

ゲッツェが今回移籍したフランクフルトを率いるのは、オーストリア出身のオリバー・グラスナー監督。昨季はチームをEL優勝に導き、2020-21シーズンはヴォルフスブルクに久しぶりのCL出場をもたらした人物だ。

ゲッツェがPSVでの好調ぶりを維持し、フランクフルトでも好パフォーマンスを見せることができれば、グラスナー監督を名将へと押し上げる一助になるはず。先月30歳を迎えたゲッツェには成熟したプレイを期待したいところだ。

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