ブスケッツの代役はニコに託す シャビ監督が今季初戦のアンカー役に抜擢

ブスケッツの後釜として期待される photo/Getty Images

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他クラブへのローン移籍も噂されていたバルセロナのMFニコ・ゴンザレス。しかし、シャビ監督は今季も彼をチームの戦力として数えるつもりで、MFセルヒオ・ブスケッツの後釜候補として考えているようだ。

20歳のニコは、昨季ロナルド・クーマン前監督によってカンテラから引き上げられると、レアル・ソシエダとのリーグ開幕戦でいきなり途中出場を果たし、トップチームデビューを飾った。シャビ・エルナンデス監督就任後も引き続き出番を与えられ、昨季はリーグ戦27試合に出場。近い将来、バルサの主力としてプレイすることが望まれている。

そんなニコは昨季より多くのプレイタイムを求めているようで、本人がローン移籍を希望していると各メディアで報じられていた。

しかしスペイン『AS』によれば、バルサ首脳陣はニコの残留を希望しており、彼を頼りにしていることや、長いシーズンで試合数も多いため、今季はより多くのチャンスが与えられるはずだという旨を、シャビ監督が本人に直接説明したようだ。さらにシャビ監督は、日本時間14日に行われるオロト(スペイン4部所属)との親善試合において、彼をブスケッツの位置で起用するつもりだという。

長きに渡ってバルサのアンカーを務めてきたブスケッツだが、契約期間は残り1年となっており、バルサには彼の後釜探しという無理難題が課せられている。MFフランク・ケシエの加入が決まったこともあり、2ボランチでの対応なども考えられるが、クラブとしてもシャビ監督としても、できることなら伝統の[4-3-3]は崩したくないだろう。

ブスケッツの代役など世界中を見渡してもそうはいないが、もしニコで目処が立つのであればバルサとしては大助かりだろう。オロト戦での抜擢を足がかりに、今季1年でアンカーとしての経験を積み上げ、独り立ちできると理想的。ブスケッツとの比較はニコにとって大きなプレッシャーとなるかもしれないが、それを乗り超えるだけのポテンシャルがあるとシャビ監督は評価しているはずだ。

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