リーグ最多失点の札幌でクリーンシート「8」を記録 鹿島攻撃陣を無得点に抑えた38歳の正守護神

札幌を支える菅野 photo/Getty Images

菅野の好セーブでドローに

北海道コンサドーレ札幌はJ1第21節で鹿島アントラーズと対戦。一進一退の攻防を繰り広げられるものの、互いに得点奪えずスコアレスドローに終わった。鹿島攻撃陣に立ちふさがったのは、札幌の守護神・菅野孝憲だ。

菅野は今試合も先発でゴールマウスを守り抜いた。82分には最終ラインの裏に抜け出したアルトゥール・カイキがシュートを放つも、菅野の好セーブでゴールを死守。鈴木優磨を欠く鹿島だったが最後までゴールを許さずにドローで試合を締めた。

好セーブだけでなくパスでもチームに貢献する菅野。今試合はロングボール成功数「7」を記録するなど、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の志向するスタイルには38歳の守護神が欠かせないのである。

札幌は今季21試合でリーグ最多の36失点を記録している。しかし菅野はシーズン途中にケガで離脱しており、彼の1試合平均の失点数は「0.9」、クリーンシート数も鹿島戦を入れて「8」を数えている。大量失点で敗れる試合もあるなか、守護神の奮闘が札幌に勝点をもたらしている(データは『SofaScore』より)。

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