新シーズンもマンUは“トップ4”を逃すのか 出遅れる補強と気になるセンターフォワード問題

昨季は苦しいシーズンとなったマンU photo/Getty Images

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厳しい戦いになるとの予想も

やや予想を展開するには時期が早すぎるが、新シーズンへ臨むマンチェスター・ユナイテッドはトップ4に入れるだろうか。マンチェスター・シティとリヴァプールの実力がずば抜けていることを考えると、昨季を6位で終えたマンUがいきなり優勝戦線に参戦するのは想像しづらい。まずは現実的にトップ4入りが第一目標となるだろう。

気になるのは補強だ。すでにMFポール・ポグバはチームを去り、FWクリスティアーノ・ロナウドの動きも騒がしい。新指揮官エリック・テン・ハーグは迎えたが、ここまではDFタイレル・マラシアを加えただけで市場での動きは静かだ。

仮にロナウドが抜ける場合、センターフォワードの部分は手を加えなければならない。昨季57ゴールしか奪えなかったチームがさらなる得点力不足に陥る可能性がある。英『METRO』によると、アーセナルOBで解説を務めるポール・マーソン氏もチームに不安材料があると語る。
「ユナイテッドは混乱状態にあり、これを整理しなければならない。ロナウドが去ることを知っていたなら、彼らはダルウィン・ヌニェス獲りへ動いただろう。ストライカーがいなくなる。ラッシュフォードは純粋なゴールスコアラーではない。フレンキー・デ・ヨングの獲得もまだ完了していないね。トップ4に入るとの考えもあったが、もう分からない。カバーニ、リンガード、マティッチ、ポグバを失い、やるべきことがたくさんある。優勝にはかなり離れているよ。ロナウドが残ってもリーグ制覇は難しい」

テン・ハーグ政権1年目になることを考えると、新シーズンは体制作りの時間となるか。結果よりは内容を重視し、長期的なプランで再びのプレミアリーグ制覇へ力を蓄えていかなければならない。願わくばトップ4には入っておきたいところだが、アーセナルとトッテナムの補強ぶりも気になる。補強はマンUの方が出遅れているが、新シーズンのトップ4争いはどうなるか。

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