ネイマールの穴埋めた“3年前”のヒーローはどこへ ひっそりと終わった欧州でのチャレンジ

コパ・アメリカで活躍したエヴェルトン・ソアレス photo/Getty Images

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コパ・アメリカでの活躍は鮮烈だった

怪我で絶対的エースのネイマールが欠場したコパ・アメリカ2019。ブラジル代表の左サイドでフレッシュなパフォーマンスを披露し、ネイマールの穴を埋めたのは当時国内のグレミオでプレイしていたFWエヴェルトン・ソアレスだった。

エヴェルトン・ソアレスは決勝のペルー戦でも1ゴール1アシストの成績を残すなど、この大会で3ゴール2アシストと大活躍。ブラジルの優勝に大きく貢献することになり、その活躍からイングランドのアーセナルまでも興味を示していると伝えられた。

最終的にエヴェルトン・ソアレスが選んだのは、ポルトガルの名門ベンフィカだ。コパ・アメリカ2019から1年が経った2020年夏にグレミオからベンフィカに移籍することになり、エヴェルトン・ソアレスの欧州キャリアがスタート。
しかし、ポルトガルでの2年間は実に地味なものだった。ベンフィカでは通算93試合で15ゴール18アシストの成績に留まり、これでは欧州5大リーグの名門を振り向かせるのは難しい。ブラジル代表メンバーからも外れるようになり、結局代表でのゴールはコパ・アメリカ2019で決めた3ゴールのみだ。今では左サイドにネイマールはもちろん、ヴィニシウス・ジュニオールも出てきた。エヴェルトン・ソアレスの割って入る隙はないか。

そして今月、エヴェルトン・ソアレスは母国ブラジルのフラメンゴへ移籍することが決定。ひとまず欧州でのキャリアはストップとなり、ひっそりとブラジルへ戻ることになった。同じフラメンゴで活躍するFWガブリエウ・バルボサなど、国内のクラブからセレソンへアピールしていくことも可能ではある。しかしコパ・アメリカでのパフォーマンスが衝撃だっただけに、ポルトガルで目立った結果を残せなかったのは残念だ。

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