アーセナルが“冨安のライバル”を獲得する? 両SBをカバーできる25歳のカイル・ウォーカー

昨シーズンは飛躍の年となったカイル・ウォーカー・ピータース photo/Getty images

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堅実な補強だといえる

ガブリエウ・ジェズスを含めすでに4選手を獲得しているアーセナル。移籍市場ではまだ動くと予想されており、ユーリ・ティーレマンスやアレハンドロ・グリマルドが獲得候補として報じられている。中盤と左サイドバックの選手で昨季の終盤を考えれば補強したいポジションだ。

怪我人が目立った昨季の終盤を考えると新たなサイドバックは両サイドでプレイ可能な選手が理想だ。テクニックがありチャンスメイク可能なグリマルドも捨てがたいが、英『The Sun』が獲得候補であると報じているサウサンプトンのDFカイル・ウォーカー・ピータースも魅力的な人材だといえる。

トッテナムの下部組織で育ち、その後セインツへ移籍したウォーカー・ピータース。スパーズでは出場機会の確保に苦戦したがセインツでは好調で、昨季はリーグ戦2633分でピッチに立ち1ゴール2アシストを記録している。本職は右のサイドバックだが、昨季は左でも起用されるようになり、両サイドバックとしての地位を確立している。
報道によればマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが興味を示しているようだ。ただスパーズは3000万ポンドで買い戻しができるオプションを持っており、赤い2クラブの要望が通らない可能性がある。

ヌーノ・タヴァレスに放出の可能性があり、なおかつ右サイドの冨安健洋の耐久性のなさを考えれば両サイドを高いレベルでカバーできるウォーカー・ピータースの存在は魅力的だ。スピードを生かした守備に加え積極的な攻撃参加は武器であり、昨季はSBながらビッグチャンスクリエイト5回と興味深い数字を残した。

3月には初のイングランド代表に招集されるなど昨季が飛躍のシーズンとなったウォーカー・ピータース。25歳とこれからの選手であり、ステップアップの道を選ぶことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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