鎌田大地とゲッツェは“共存”できる? シャドーでポジションを争うことになる2人の司令塔

去就が定まっていない鎌田大地 photo/Getty images

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来季は共演となるか

昨季ブンデスリーガのフランクフルトで活躍し、クラブ史上初となるEL制覇に貢献した鎌田大地。ELでは5ゴール1アシストと得点力を見せており、飛躍のシーズンとなった。

そんな鎌田だが、移籍の噂が絶えない。2023年で契約が切れることが大きく関係しているといえるが、トッテナムやリーズ・ユナイテッド、ウェストハムなどプレミアリーグ方面から関心を寄せられている。またクラブはMFマリオ・ゲッツェをPSVから獲得している。ポジションでいえば鎌田の後釜とも考えられる選手であり、移籍するのだろうか。

独『Bild』では鎌田が残留することになればゲッツェと共存できるのか考察しており、両者の長所が異なる点を根拠に共存は可能だとしている。実際にゲッツェはより前のアタッキングサードで輝く選手であり、ミドルサードで組み立てにも関わる鎌田とは違う。また同紙ではゲッツェにマークが集中することで鎌田をはじめ他の選手が自由に動けるようになるメリットもあると主張しており、そこまで悪いものではないかもしれない。
そもそも加入したてのゲッツェがいきなりポジションを奪えるかは怪しいところだ。昨季の2シャドーは鎌田とデンマーク代表のMFイェスパー・リンドストロムが務めることが多く、EL決勝のレンジャーズ戦でも彼らが採用された。リンドストロムは昨季全コンペティションで5ゴール9アシストを記録するなど貴重な得点源として輝いており、ゲッツェのライバルは鎌田というよりもこのリンドストロムだといえる。

残留となればゲッツェと共にピッチに立つ可能性が高い鎌田。香川真司、堂安律とこれまで2人の日本人とプレイするなど日本に縁のある選手であり、鎌田が残留し3人目となれるのだろうか。

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