神戸で得点力を発揮し、19年以来の日本代表復帰へ 武藤嘉紀が若き前線をけん引するか

アウェイ浦和戦では豪快な一発を決めている武藤 photo/Getty Images

ロシアW杯のメンバーだった武藤

昨夏ヴィッセル神戸へ加入し、6年ぶりのJリーグ復帰を果たした武藤嘉紀。加入してすぐに得点を量産し、今季もここまで5得点を記録すると、2019年以来となる日本代表へ招集された。

大迫勇也、ボージャン・クルキッチとともに神戸へ加入した武藤は、ひさびさの国内復帰で得点力の高さを十分に発揮。3試合連続得点を決めるなど、最終的には14試合5得点7アシストと、セルティックへと移籍した古橋亨梧の穴を埋めてクラブ史上最高位である3位躍進に大きく貢献する。

また今季はケガで離脱もありながら、ここまで15試合5ゴールとチームトップの得点数を記録している。一昨季はエイバルで得点こそ「1」にとどまったが主力としてチームをけん引。ケガの影響もありながら、スペインで自らのパフォーマンスを上げていった。ニューカッスルでは出番を得られなかったが、それでも日本で自身の価値を高めた武藤が、日本代表への復帰をつかんだ。

ストライカーの少ない今回の日本代表にとって、武藤の得点力は大きな武器になるだろう。また神戸では1トップや2トップの一角を担っているが、3トップであればセンターFWにウイングでも起用できるため、戦術の幅が広がる。攻撃陣には若い選手も多いため、経験豊富な武藤がけん引していく姿に注目だ。

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