118億円の移籍金が25億円まで下落? アーセナルFWにセビージャがオファー

双方にとって移籍がベターか photo/Getty Images

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環境を変えて再起を図りたい

現在アーセナルの放出候補と見られているコートジボワール代表FWニコラ・ペペ。アーセナルにはいくつかのオファーが届いているようだが、移籍先有力候補からは希望する額のオファーが届いていないようだ。

2019年にリールから7200万ポンド(118億円)でアーセナルへと加入し、2024年まで契約を結んでいるペペ。昨季はFWブカヨ・サカの台頭などもあり、リーグ戦20試合1ゴール2アシストの成績に終わり、うち先発はわずか5試合のみと厳しいシーズンを送った。

FWハフィーニャのバルセロナ移籍が決まったリーズ・ユナイテッドを始め、セビージャ、リヨン、マルセイユなどがペペの移籍先として噂されているが、さまざまな英国メディアがセビージャの関心を強調していると、スペイン『Diario de Sevilla』は伝えている。

同メディアによれば、セビージャが彼の獲得を実現させる場合、アーセナルは希望する移籍金額を、ペペは週10万ポンド(1600万円)を超えるサラリーを大幅に下げなければならないという。すでにセビージャが1800万ユーロ(1500万ポンド/25億円)+αのオファーを提示したという話もあるようだが、アーセナルはペペの移籍金額を2500万ユーロ(2100万ポンド/35億円)以上に設定しているようだ。

今夏のアーセナルはFWガブリエウ・ジェズスやMFファビオ・ヴィエイラ、FWマルキーニョスなど、すでに多くのアタッカーを獲得。他のポジションの補強を進めるとなれば、やはりペペのようなアタッカーの放出で資金を捻出したいところだろう。

そして、ペペ獲得時にリールへと支払った7200万ポンドを少しでも取り返すために、希望している2100万ポンドまでなんとかオファー額を引き上げたいはず。しかし、年俸に換算すると8億円以上となる彼への給与を支払わずに済むのであれば、多少希望額より低くても売却すべきといえるだろうか。

27歳のペペも環境を変えればまだまだ再起を図れる可能性がある。アーセナルのためにも、本人のためにも、なんとか今夏中にペペの移籍が実現してほしいところだ。

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