アーセナルが若き仏代表DFの後釜確保に動く? 契約延長が不透明なサリバの代役にチェルシーのコルウィルが浮上

アーセナルのプレシーズンに参加中のサリバ photo/Getty Images

今季のサリバはアーセナルで過ごすはず

昨季アーセナルからマルセイユへとローンで移籍し、大きな躍進を見せた21歳のフランス代表DFウィリアム・サリバ。今季はアーセナルへと戻り、DFガブリエウ・マガリャンイスやDFベン・ホワイトとポジションを争うことになることが予想されるが、クラブがさらなるCB獲得に動く可能性も0ではないようだ。

サリバは2019年にサンテティエンヌから2700万ポンド(44億円)でアーセナルにやってきた選手だが、ここまではローン移籍続きで、未だアーセナルのトップチームでは出場機会を得られていない。それでもミケル・アルテタ監督は、5月に応じた仏『RMC Sport』の取材の中で「彼は戻ってくる必要がある」と発言。サリバ本人も「このビッグクラブでプレイするチャンスを得たい」と仏のテレビ番組『Telefoot』でその胸中を明かしていることから、今季はアーセナルで勝負のシーズンを迎えるはずだ。

しかし、英『The Mirror』は、サリバが残り2年となっているアーセナルとの契約を、現状は更新するつもりがないと伝えている。クラブとの長期的な未来が宙に浮いているため、将来的にサリバの代わりとなる新たなCBと契約することへ注意を向ける必要があるとしており、今夏に獲得できる可能性がある選手としてDFリーヴァイ・コルウィルの名前を挙げている。

コルウェルはチェルシーユース出身の有望株で、昨季はチャンピオンシップ(英2部相当)のハダースフィールド・タウンで経験を積んだ。19歳ながらレギュラーとしてリーグ戦29試合に出場を果たし、今季はプレミアでどれだけ通用するか、腕試しのシーズンとなることが予想される。

英『Daily Mail』によれば、カリドゥ・クリバリやネイサン・アケ、プレスネル・キンペンベといったCBたちを狙っているチェルシーが、コルウィルを売却する可能性もあるようだ。レスター・シティやクリスタル・パレスが最も彼の獲得に興味を示しているようだが、アーセナルのアルテタ監督も彼に注目しているという。

マガリャンイス、ホワイト、サリバに加え、コルウィルも獲得となればCBの層は一気に厚くなるが、今のアーセナルは他に補強を優先したいポジションが多い。サリバも今後のアーセナルでの立ち位置次第では、契約更新を望む可能性も出てくるはず。

マガリャンイスとホワイトですらまだ24歳であることを踏まえると、無理をしてまで今夏にコルウィル獲得へ動く必要はないように思えるが、アルテタ監督が彼のことをどれだけ高く評価しているかにもよるだろう。

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