ハフィーニャ獲得断念も次はバイエルンの10番にロックオン? “シティ化”が顕著なこの夏のアーセナル

アーセナル行きの可能性があるレロイ・サネ photo/Getty images

アルテタとはシティでチームメイトだった

ハフィーニャの獲得を目指すなどサイドアタッカーをチームに加えたいと考えているアーセナル。以前はセルジュ・ニャブリも候補として報じられており、ターゲットは多い。

英『Football365』はバイエルン・ミュンヘンのレロイ・サネに興味を持っていると報じている。独『Bild』でもサネ獲得の可能性を報じており、可能性は低くないようだ。バイエルンはマンチェスター・シティからサネを6000万ユーロの高額な移籍金で獲得しており、アーセナルが動くのであればそれなりの金額を用意する必要がある。

昨季のバイエルンではリーグ戦32試合で7ゴール7アシストと出場機会は十分に与えられているサネ。ミケル・アルテタ監督とはシティ時代にチームメイトであり、獲得となればジェズス、ジンチェンコに続く3人目のシティ関連での補強となる。

サイドを主戦場とするアタッカーで、バイエルンでは左で起用されることが多い。卓越した技術を生かした推進力のあるドリブルを武器としており、昨季はリーグで6番目となる61回のドリブル突破を成功させている。クロスにシュートとどちらも高精度であり、ボックス外からのミドルシュートは彼の一つの武器だ。フリーキックでは相手の脅威になるボールを蹴ることができ、選択肢は多い。

また近年では守備意識が改善されており、誰よりも守備に走る選手になった。攻撃面で光っていた快足は現在守備でも生かされており、強度不足に悩まされることはない。

しかし気になるのは危険な位置でのボールロストだ。ドリブルでの打開ができる分チャレンジが多くなるためより目立つのは仕方ないが、改善が必要だ。ただロスト癖はシティ時代からであり、簡単に治るものではなさそうだ。

獲得となればサイドアタッカーの質はグンと上がることになる。両サイドでプレイ可能であり、アルテタはシティ時代に面識がある。シティでも成功を収めており、獲得して失敗することはほぼないだろう(データは『SofaScore』より)。

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