ククレジャからシティが手を引いた? 新左SB候補に“クロアチアのベッカム”が浮上

昨季は遠藤航や伊藤洋輝と共にプレイしていたボルナ・ソサ photo/Getty images

SBの補強は重要だ

オレクサンドル・ジンチェンコの退団が濃厚となっているマンチェスター・シティ。その代役としてブライトンのマルク・ククレジャ獲得を目指しているが、進展はない。おそらく移籍金での交渉で問題があるのだろう。ブライトンはククレジャ売却で、昨季ベン・ホワイトをアーセナルに売却したような利益を求めている。

シティはジンチェンコを売却した際に代役となるサイドバックを取れなければ非常にまずい。ジョアン・カンセロは左でもプレイ可能だが、カンセロとカイル・ウォーカーの2人でシーズンを戦うのは不可能である。

独『Bild』によるとシュツットガルトのDFボルナ・ソサにシティが興味を示しているようだ。以前はチェルシーやトッテナム、アーセナルのロンドン勢が関心を寄せていた。2000万から2500万ユーロで獲得できるとされており、シティであれば問題ない数字だ。

クロアチアの名門ディナモ・ザグレブで育ち、2018年からドイツでプレイする24歳のソサ。NEWベッカムのニックネームが付けられるほどの高精度のクロスを武器としており、昨季はリーグで3番目となる69回のクロスを成功させている。シティには194cmのアーリング・ハーランドがおり、前線のターゲットに困ることはない。

このタイミングでソサの噂が出たということはククレジャからシティが手を引いた可能性がある。ブライトンはこの移籍市場でイヴ・ビスマも放出しており、主力2人が一気に引き抜かれるのは苦しいのだろう。ククレジャ残留となれば三笘薫との共演をプレミアで見られる可能性もあり、楽しみだ。

もう一つの可能性はククレジャとソサの2枚取りだ。そもそもシティのSBはジンチェンコ、カンセロ、ウォーカーと3人しかおらず人員不足が目立っている。昨季はフェルナンジーニョやネイサン・アケ、ジョン・ストーンズらのSB起用で難を逃れたがクオリティが下がるのは必然であり、本職の獲得が必要である。右にウォーカーとカンセロ、左にククレジャとソサとなれば万全の体制でシーズンを迎えられる。

シティの中で最も重要なSB。バンジャマン・メンディを獲得して以来、左SBの獲得はアンヘリーニョくらいしかないが、このタイミングで2枚取りとなるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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