チェルシー離れて“17ゴール”と驚きのブレイク 新シーズンに見たい復活のバンフォード

一昨季リーズでブレイクしたバンフォード photo/Getty Images

続きを見る

昨年にはイングランド代表デビューも

2012年にチェルシーと契約を結びながら、なかなか芽が出ないまま8年。2020-21シーズンにようやくプレミアリーグで大きな一歩を踏み出したFWがいた。

リーズ・ユナイテッドのエースとしてプレミアリーグで17ゴールを挙げる活躍を見せ、2021年にはイングランド代表デビューまで飾った28歳のFWパトリック・バンフォードだ。

バンフォードはチェルシーのトップチームでは試合に出ることができず、契約当初からMKドンズ、ダービー・カウンティ、ミドルズブラなど下位カテゴリーのクラブへとレンタル移籍を繰り返してきた。
プレミア初ゴールを奪ったのはミドルズブラに所属していた2016-17シーズンのことだが、それもたった1ゴールだ。バンフォードは下位リーグで技を磨く日々が続いた。

その成果が出たのが2020-21シーズンだ。それまでプレミア1ゴールだった男は突如として爆発し、17ゴールを挙げて大ブレイク。名前がインパクト十分なこともあり、バンフォードという名はサッカー界に知れ渡った。

ところが、昨季は怪我でシーズンの大半を棒に振ってしまった。リーグ戦の出場数は9試合に留まり、バンフォードの名前は再び忘れられてしまった。その少ない出場数の中で2ゴールを挙げたのは大きな成長だが、イングランド代表候補からも名前は外れるようになった。

今もコンディションが回復したわけではなく、プレシーズンの調整も遅れている。W杯イヤーの今季は前半戦に何とかアピールの時間を作りたいところだが、バンフォードは2020-21シーズンの輝きを取り戻せるのか。当時のパフォーマンスが見事だっただけに、昨季の足踏みは非常に残念だった。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ