トナーリの流出は絶対に避けたいミラン さらなる契約延長を目論み、好条件を用意か

どれだけの選手になれるか photo/Getty Images

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ミランの代表格となったトナーリ

クラブ・ブルージュのFWチャールズ・デ・ケテラエル獲得に向けた動きが多く報じられているミラン。その裏でこのクラブは、重要な戦力に成長したイタリア代表MFサンドロ・トナーリを囲い込むべく、契約延長を目論んでいるようだ。

2020年夏に買取オプション付きのローンでブレシアからミランへとやってきたトナーリ。1年目からリーグ戦25試合に出場すると、昨夏にオプションが行使され、完全移籍を果たす。

そして迎えた2021-22シーズン、トナーリは一気にその才能を開花させ、チームの中心選手としてリーグ戦36試合に出場。特に優勝の行方を占うシーズン終盤のラツィオ戦やヴェローナ戦では、自らのゴールでミランに勝ち点3をもたらし、クラブに11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献した。

伊『calciomercato』によれば、ミランは現在2026年までとなっているトナーリとの契約をさらに延長したいと考えているとのこと。昨夏の完全移籍時には、ミラン残留を望むトナーリが減俸を受け入れたことも報じられていたが、そういった給与条件などを見直しながら、契約期間をもう1~2年上乗せしたいと考えているようだ。

もし仮に現在22歳のトナーリが2年の上乗せを受け入れた場合、契約は2028年までとなり、満了時の年齢は28歳となる。このまま順調にいけば、世界屈指のMFにまで成長することも十分に考えられ、ちょうどその頃にはピーク前後の時期を迎えているはず。

まずはトナーリを放出しないため、そして万が一放出することになってしまった際にせめてもの移籍金を多く得るために、ここでトナーリと契約を延長しておくのは賢い選択と言える。さらに、ミランがトナーリをどれだけ評価しているのか、目に見える形で本人に伝えるのは非常に重要なこと。双方が良好な関係を維持する上で、今回の給与改善は大きな意味を持つことになるだろう。

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