ユーヴェでは完全に忘れられている? 2300万ユーロでやってきたクロアチア人FWの6年

今夏ユーヴェでトレーニングしているピアツァ photo/Getty Images

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期待の若手も気付けば27歳に

今冬に加えたドゥシャン・ヴラホビッチ、昨夏のEURO2020でスターとなったフェデリコ・キエーザ、今夏加わったアンヘル・ディ・マリア、ポール・ポグバ。いったいユヴェントスはスクデット奪還へどんな攻撃陣を組んでくるのだろうか。

今挙げた選手たちは攻撃の中心となっていくだろうが、完全に忘れられている選手もいる。ユヴェントスへ移籍してからレンタル移籍を繰り返しているクロアチア人FWマルコ・ピアツァだ。

ピアツァがユヴェントスと契約を結んだのは2016年のことで、ユヴェントスはクロアチアの名門ディナモ・ザグレブでプレイしていたピアツァを2300万ユーロの移籍金で引き抜いた。2014年にはクロアチア代表デビューも済ませていた期待の若手アタッカーとしての補強だったわけだ。
しかし、ピアツァはここまでユヴェントスでは590分間しかプレイタイムをもらっていない。2017年からはシャルケ、フィオレンティーナ、アンデルレヒト、ジェノア、そして昨季はトリノとレンタル移籍を繰り返しており、気付けばもう27歳だ。

今夏も所属元のユヴェントスに戻ってきたが、ポジションはない。クロアチア『Germanijak』によれば古巣ディナモ・ザグレブへの復帰を望んでいるようだが、現状ザグレブもそれほどピアツァを求めていないようだ。

レンタル先でも目立った結果を残せているわけではなく、昨季もトリノではリーグ戦24試合で3ゴールに留まった。攻撃的な選手としては少々物足りない数字だ。

ディナモ・ザグレブでリーグ戦11ゴールを奪った2014-15シーズンの輝きは見事だったが、欧州5大リーグは甘い環境ではなかったか。2300万ユーロの移籍金は安いものではないが、ピアツァはすっかり忘れられてしまっている。

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