デ・リフト、クリバリ、ボットマン、リュディガー、ブレーメル 今夏の主役は“大移動のCB”たちだ

デ・リフトはバイエルンへ photo/Getty Images

ビッグクラブの最終ラインは姿を変える

今夏の移籍市場で主役となっているのがセンターバックたちだ。今夏は守備職人たちが大移動している。

今夏ここまでのセンターバック移籍金最高額は、バイエルンがユヴェントスDFマタイス・デ・リフト獲得に支払った6700万ユーロだ。それに続くのはマンチェスター・ユナイテッドがアヤックスDFリサンドロ・マルティネス獲得に5700万ユーロ、ユヴェントスがトリノDFブレーメル獲得に4100万ユーロ、チェルシーがナポリDFカリドゥ・クリバリ獲得に3800万ユーロ、ニューカッスルがリールDFスフェン・ボットマン獲得に3700万ユーロ、ウェストハムがスタッド・レンヌDFナーイフ・アゲルド獲得に3500万ユーロ、アストン・ヴィラがセビージャDFディエゴ・カルロス獲得に3100万ユーロを費やしている。これらだけで移籍金合計額は3億ユーロを超える。

さらにフリーではチェルシーからDFアントニオ・リュディガーがレアル・マドリードへ、同じくチェルシーからアンドレアス・クリステンセンがバルセロナへ、バイエルンからDFニクラス・ズーレがドルトムントへ、ミランからDFアレッシオ・ロマニョーリがラツィオへ移籍しており、彼らも実力者だ。

他には2000万ユーロでドルトムントに加わったニコ・シュロッターベック、バルセロナからレンタルでトッテナムに加わったクレマン・ラングレなど、今夏の大移動でビッグクラブの最終ラインはガラリと顔ぶれを変えている。

デ・リフトを加えたバイエルン、デ・リフトとの入れ替わりでブレーメルを加えたユヴェントス、入れ替わりが激しいチェルシー、マルティネスに加えてタイレル・マラシアも獲得したマンチェスター・ユナイテッド、ズーレ&シュロッターベックのダブル獲りに成功したドルトムントあたりは新シーズンに注目すべきチームとなるはずで、今夏の大移動で各チームの守備力はどう変わっていくのか。

前線でもアーリング・ハーランドにダルウィン・ヌニェス、ロベルト・レヴァンドフスキ、サディオ・マネなど市場を盛り上げる移籍が起きたが、センターバックの移籍劇はそれにも負けない今夏一番の注目ポイントと言ってもよさそうだ。

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