16位に沈むガンバ大阪がJ2から即戦力MFを引き抜き “パリ世代”山本理仁加入で攻撃に厚みを作れるか

東京ヴェルディでは100ゲーム以上の試合出場数を数える山本理仁 photo/Getty images

SNS上では遠藤保仁と比較されている

ガンバ大阪が東京ヴェルディのMF山本理仁(20)獲得を発表した。

ヴェルディの生え抜きで、すでにJリーグでは100試合以上の経験を積んでいる。先日U-23アジアカップではU-21日本代表として選出されており、この世代ではトップクラスの中盤だ。

これまでは一つ下のカテゴリーであるJ2でプレイしていた山本だが、クラブやアジアカップでの活躍を見る限りトップカテゴリーであるJ1でも十分に通用する人材だといえる。

正確なパスや推進力のあるドリブルを武器に攻撃を前進させることができる選手で、判断が早く奪われることなくビルドアップを活性化させる。キック精度が良く、セットプレイのキッカーを務めることもある。それでいて強度の高い守備も持っており、強みが多い選手だ。

ヴェルディではアンカーのポジションに入っており、ガンバ大阪でも同様に中盤の底のプレイヤーとして起用されるだろう。今季のガンバ大阪はダブルボランチになることが多いが、山本をヴェルディ同様アンカーとして使い中盤3枚とする形も面白いかもしれない。

「東京ヴェルディから移籍してきました山本理仁です。ヴェルディを離れるという強い覚悟を持ってこの移籍を決断しました。ガンバ大阪から日の丸を背負う選手になれるよう頑張ります。青黒に染まったパナソニックスタジアム吹田でプレーできる日を楽しみにしています」

ガンバ大阪の公式サイトには山本のコメントが掲載されている。強い覚悟を持って移籍を決断したと話しており、初のJ1挑戦では上手くスタートダッシュを切ることができるのだろうか。

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