3選手の残留を願っていたとペップ W杯挟む“未体験のシーズン”でバックアッパーの放出はどう影響する?

ペップは選手に残留を望んでいたようだ photo/Getty images

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準主力を売却したシティ

ガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコ、ラヒーム・スターリングの3選手を今夏に放出したマンチェスター・シティ。すでに3選手共に新天地デビューを飾っており、新たなチームでの歩みを始めている。

大活躍を見せているのはジェズスだ。ここまで4試合のプレシーズンマッチでは4ゴールと決定力の高さを見せている。もちろん守備での献身的な姿勢は変わらず、前線から運動量は相変わらず豊富だ。

シティとしては重要な選手を放出することになった。3選手共に絶対的なスタメンではないが、長いシーズンを戦う上で必要な存在である。とくに来季は11月にワールドカップ・カタール大会が予定されており、ほとんどの選手が代表に選出されているシティからすれば起用できる選手が多いことにこしたことはない。
英『Daily Mail』によると、ペップは3選手の残留を希望していたという。21-22シーズンのパフォーマンスに満足しており、チームに残っていれば幸せだったと語っている。しかし選手は出場機会を求め移籍を決断した。タイミングよくチェルシーやアーセナルのようなシティが求める移籍金を支払えるクラブが現れたのも移籍が実現した一つの要因であり、残留していた可能性があったと主張している。

来季はW杯が冬開催となる史上初のシーズンになる。そのためプレミアは11月12日第16節が終われば一時中断となり、約1か月半の中断期間を経て12月26日からリーグ戦が再開となる。代表選手からすればまた一つコンペティションが追加されるようなものであり、その影響は間違いなく2023年のシーズン後半戦に影響するはずだ。

シティはスカッドがスリムなクラブとして知られており、今夏の移籍市場で前線と最終ラインがさらにスリムとなった。ジンチェンコに代わる左サイドバックは獲得されるようだが、誰も体験したことがない来シーズンではスターリングら怪我せず複数のポジションでプレイできる選手は間違いなく重宝されるため、シティはこの放出を後悔する可能性は高いといえる。

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