セバージョスがWGに対応するならレアル残留の価値が増す クラシコの20分間で見せた新たな可能性

本職の中盤は激戦区 photo/Getty Images

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ハフィーニャのゴールにより、0-1でバルサが勝利

アメリカ・ラスベガスで行われたレアル・マドリード対バルセロナの一戦では、プレシーズンマッチということもあり、両チーム共に多くの選手が出場。レアルの方は、FWエデン・アザールのCF起用や、新加入のMFオーレリアン・チュアメニ、DFアントニオ・リュディガーのパフォーマンスなどが注目されたが、途中出場のMFダニ・セバージョスも左WG起用という新たな可能性を感じさせた。

セバージョスを除く今のレアルの中盤は、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミロ、フェデリコ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガ、今夏にモナコからやってきたチュアメニの6人がいる。モドリッチ、クロース、カゼミロの3人は言わずもがな、他の3人も若手ながらクオリティが高く、下手をすればセバージョスが中盤7番手という立ち位置になる。

こういったポジション争いの激しさだけでなく、レアルの契約があと1年で満了することもあり、セバージョスは同じ状況のFWマルコ・アセンシオと共に、今夏の去就が注目されている。

それでも彼は今回のバルサ戦に後半25分から出場。すでにモドリッチ、クロース、カゼミロが中盤で出場していたこともあり、セバージョスはFWヴィニシウス・ジュニオールのいた左WGでの起用となった。

攻撃面での貢献はそれほどなかったものの、良くも悪くも左WGというポジションに囚われず、豊富な運動量でピッチ上を縦横無尽に動き回ったセバージョス。そのおかげで左WGの位置にいてほしい時にいないという場面も見受けられたが、プレスバックから良い位置でボールを奪ったシーンも2度ほどあり、及第点のパフォーマンスは見せたと言える。

今季も左WGの一番手がヴィニシウスであることは間違いないが、バックアッパーと見られるFWロドリゴ・ゴエスは右WGで起用されることが多く、アザールは偽9番として起用される機会が増えそう。スペイン『AS』によれば、セバージョスはレアル残留を望んでおり、現状は熾烈なポジション争いに挑むつもりだという。

昨季はバルベルデが右WGで起用される機会も多く、ここからセバージョスがウイングに順応していく事も十分考えられる。今季は途中でW杯が挟まれる厳しいシーズンということもあり、彼のウイング起用が貴重なオプションとなる可能性も0ではないだろう。

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