ベルギー移籍の上田綺世にいきなり試練 リーグ初戦は“トップ下起用”でシュート数はゼロ

得意とするストライカーではなくトップ下起用となった上田綺世(画像は日本代表戦のもの) photo/Getty images

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2試合目は初戦の敗戦を生かしたい

多くの日本人が在籍しているベルギーリーグのジュピラー・プロリーグ。23日にリーグ戦が開幕しており、上田綺世が在籍するサークル・ブルージュはアウェイで昇格組ウェステルローと対戦した。

鹿島アントラーズからこの夏に加わった上田は開幕戦からスタメンを勝ち取ることができた。しかし、ポジションは慣れた最前線ではなく一つ下のトップ下となった。

サークル・ブルージュは序盤から苦しい展開を強いられる。後方からのビルドアップが整備されておらず、攻撃のほとんどがロングパスに頼ったものだ。そのためボールが前進せず、トップ下の上田もボールを触る回数は少なかった。
すると31分、センターバックのボリス・ポポビッチにこの日2枚目のイエローカードが提示されてしまい退場に。前半でサークル・ブルージュは数的不利の状態で戦うことになる。そうなるとアウェイチームは厳しい。ただでさえ開始直後から攻めの形が見えておらず難しい時間が続いており、そこでCBの退場は痛恨だ。

結局前半と後半で1ゴールずつ奪われ0-2と開幕戦は敗戦となってしまった。上田のスタッツも厳しく90分プレイすることはできたが、パス成功数は8本で、成功率は36%とかなり低い。シュートも打てておらず、見どころなしというゲームになってしまった。ポジティブな要素を挙げるとすれば空中戦は6勝とまずまずの数字を記録しており、上田の高さはベルギーでも光っている。

昨季のチーム内得点王であるラビ・マトンドが退団したこともあるが、初戦から苦しい内容となってしまったサークル・ブルージュ。上田もトップ下という慣れないポジションでの起用であり、データサイト『SofaScore』のヒートマップでは自陣が赤く表示され、センターバックの選手が記録するヒートマップになってしまっている。それほど攻め上がることができなかったということであり、本領発揮とはなっていない。それでも次節は30日にホームでアンデルレヒト戦が予定されており、上田はこのチームで自身の良さを見せるしかステップアップの道はない。

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