スターリング、ジェズス、ジンチェンコを放出したシティ グアルディオラが明かすチーム事情と自らの想い

放出した3人について語ったグアルディオラ photo/Getty Images

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チームの顔ぶれがそれなりに変わるシティ

FWガブリエウ・ジェズスとDFオレクサンドル・ジンチェンコをアーセナルに、FWラヒーム・スターリングをチェルシーに放出した今夏のマンチェスター・シティ。チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、この移籍について、自らの想いを明かしている。

ジェズスやジンチェンコ、スターリングが抜けたシティだが、その代わりにFWアーリング・ハーランドやFWフリアン・アルバレス、MFカルヴィン・フィリップスといった期待の選手たちが新たに合流。

右ウイングや中盤で出場するMFコール・パルマーや先日のプレシーズンマッチ、バイエルン・ミュンヘン戦で左SBとして先発出場したDFジョシュ・ウィルソン・エスブランドなどといった、若手の突き上げも大きい。

戦力がこれだけ充実してしまうと、選手の放出もやむを得ない。英『The Mirror』は、こういったクラブの動きに関する、グアルディオラ監督のコメントを紹介している。

「今のところ私はとても興奮しているし、とても幸せだ。移籍市場では時々、我々にとって奇妙なことが起こる。いつもは買ってばかりで、あまり売らないチームなんだけどね。この夏は、さまざまな理由から、何人かの選手を売却した。選手たちはやりたくてもできないことが時にはある。トップチームの選手だけでなく、アカデミーやレンタル移籍の選手もね。新しい選手も入ってきたし、彼らと一緒に頑張るよ」

「ガブリエウ(・ジェズス)、オレックス(・ジンチェンコ)、ラヒーム(・スターリング)には本当に満足していたので、退団が決まっていたわけではなかった」

「彼らがもっと長くチームに在籍しても何の問題もなかった。彼らは昨年、その実力を証明してくれた」

「しかし、時に選手たちはより多くを望み、クラブはことをなすべき適切なタイミングが今だと感じることもある。でも最も重要なことは、彼らがクラブと自分たちのやってきたことに満足してここを去って行くことだ」

「通常、スペイン、ドイツ、イングランドでの移籍は(金額が)10%増しになる。それはよくあることで、私たちも知っている。彼らが本当に優秀だからそうなるんだ。彼らは今ベストな年齢で、おそらくこれからピークを迎える。だから市場でも価値があるんだ」

ジェズス、ジンチェンコ、スターリングの3人は、近年のシティの成功において、多大な貢献を見せた選手たちだった。グアルディオラ監督が放出を認めたということは、彼らが抜けてもやりくりする自信があるのだろうが、シーズンを戦う中で「彼らがいれば」と感じる場面も多かれ少なかれやってくることだろう。

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