マクトミネイのアンカーをラージョ戦で試しておくべき マンUは[4-3-3]の可能性を広げられるか

現状のマクトミネイは2ボランチの一角 photo/Getty Images

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マンUは3列目の選手が不足気味

今季からマンチェスター・ユナイテッドの指揮をとるエリック・テン・ハーグ監督。これまでは基本的に[4-2-3-1]の陣形を採用しているが、時に[4-3-3]を用いることもあり、アンカーの必要性が増している。

MFネマニャ・マティッチやMFポール・ポグバが契約満了で退団したこともあり、ここまで[4-2-3-1]の布陣では、MFフレッジとMFスコット・マクトミネイが2ボランチをメインで担当している。しかし、23日に行われたアストン・ヴィラ戦ではマクトミネイがメンバー外となり、フレッジが[4-3-3]のアンカーを務め、好パフォーマンスを披露した。

30日に行われたアトレティコ・マドリード戦ではマクトミネイが戻り、テン・ハーグ監督は従来通り、フレッジとの2ボランチを採用。しかし、69分にマクトミネイとFWアントニー・マルシャルを下げ、MFクリスティアン・エリクセンとMFドニー・ファン・デ・ベークを投入。陣形を[4-3-3]に変更すると、アストン・ヴィラ戦と同様にフレッジをアンカーへと配置した。

2列目中央にMFブルーノ・フェルナンデスやエリクセン、ファン・デ・ベークといった質の高い選手が揃っていることを考えれば、中盤逆三角形のこの布陣は、今後も採用していきたいはず。しかし、現状アンカーとして計算できるのはフレッジのみであり、このままだと彼が欠場した場合は[4-3-3]を用いることができない。

実際、アトレティコ戦のフレッジは試合終了間際に2枚目のイエローカードを受け、退場している。当初そこまで期待されていなかった彼のアンカー起用が予想以上にハマっていることを考えると、マクトミネイのアンカー起用も検討するべきだろう。

試すならプレミアリーグ開幕前だが、それまでに残すプレシーズンマッチは1日のラージョ・バジェカーノ戦のみ。テン・ハーグ監督の志向する戦術で、マクトミネイがアンカーとしてどう振る舞うことができるのか、ラージョ戦で少しでも見てみたいところだ。

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