バルサ加入後すぐに好プレイを見せている19歳MFパブロ・トーレ 今季のトップチーム定着はあるか

好印象なプレシーズンのトーレ photo/Getty Images

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U-19スペイン代表としてもプレイ

レアル・マドリードとの争奪戦を制し、バルセロナが獲得した19歳のMFパブロ・トーレ。バルサ加入後、ここまでのプレシーズンマッチでは好パフォーマンスを披露しているトーレだが、トップチーム定着はあるのか。

トーレはラシン・サンタンデールの下部組織で育った選手で、2020年10月からはトップチームでプレイ。昨季はスペイン3部相当のプリメーラ・ディビシオンRFEFでプレイし、リーグ戦31試合10ゴール9アシストを記録。セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)昇格の原動力となった。

今夏からバルサのBチームへと加わったトーレだが、今回のアメリカツアーで遠征メンバーに加えられ、トップチームに帯同。オロト戦、インテル・マイアミ戦、ユヴェントス戦の3試合に出場し、バルサでもやっていけることを証明した。

スペイン『MARCA』によれば、シャビ監督はトーレについて、ユヴェントス戦前の記者会見でこのように話している。

「彼はトップチームで躍動するだろう。才能がある。簡単に素早くプレイする。非常に優れたチームプレイヤーだ。彼にもチャンスはある。トップチームで活躍することもできるが、出場できない場合やベンチ入りできない場合は、Bチームでプレイすることもできる。彼の適応力、理解力には驚かされるばかりだ」

シャビ監督のこの発言からは、トーレがトップチームの当落線上にいることが窺える。しかし、この会見後に行われたユヴェントス戦ではMFミラレム・ピャニッチが印象的なプレイを披露。MFフレンキー・デ・ヨングがCBで起用されているとは言え、中盤のポジション争いはさらに激しくなった。

それでもトーレにとって、トップチームに定着するチャンスが目の前にあることは確か。17歳で年下のMFガビが重要な戦力となっていることを踏まえれば、これを逃す手はないだろう。

バルサのプレシーズンマッチは、31日のニューヨーク・レッドブルズ戦と8日に行われるプーマス戦(ジョアン・ガンペール杯)が最後となる。もし出場機会を与えられた場合は、ここでシャビ監督の評価をさらに高め、あわよくばラ・リーガ開幕戦のメンバー入りを勝ち取りたいところだ。

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