南野拓実は今が“全盛期” モナコが信じるリヴァプールで魅せていた輝き

リヴァプールではカップ戦で結果を出してきた南野 photo/Getty Images

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リヴァプールではポジションを確保できなかったが……

ワールドカップ・カタール大会まで残り4カ月。今夏にリヴァプールからモナコへの移籍を決意したFW南野拓実は日本代表でも主軸の1人だが、モナコで全盛期のパフォーマンスを見せられるだろうか。

今の南野をキャリア最高の状態と称えたのは、モナコのディレクターを務めるポール・ミッチェル氏だ。今夏ブリール・エンボロなど積極的に攻撃陣を補強しているモナコは、南野も全盛期にあると信じて獲得へ動いたわけだ。

「リヴァプールでは難しいものがあっただろう。なぜならクロップは豊富なタレントを抱えているからね。選択肢は限られていたが、我々は幸運だった。我々はキャリアのピークにある選手を獲得できたのだからね」(英『Daily Mirror』より)。
ミッチェル氏は南野についてこう述べており、この発言を受けて英『Daily Mirror』も「リヴァプールは南野の全盛期を失うことになると知らされた」と取り上げている。

確かにリヴァプールで南野の出番は限られていたが、すべてが悪かったわけではない。FA杯、EFL杯と国内カップ戦ではきっちりと結果を残すことが出来ていて、本格ブレイクの予兆はあったと考えられる。昨季全コンペティション合わせて1008分間の出場ながら10ゴールを奪っている点は評価されるべきだろう。

モナコでもポジション争いは避けられないが、リヴァプールよりは出番を確保しやすいはず。南野にとってもプレイタイム増加はワールドカップへ向けてコンディションを高める意味でも重要だ。フランスの地でリヴァプールが放出を後悔するようなパフォーマンスを見せてほしいところだが、5大リーグで活躍できるトップクラスのアタッカーと証明できるか。

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