実はW杯決勝トーナメントで2人とも“0ゴール” メッシ&C・ロナウドに続く不名誉な記録

メッシは2014年大会でファイナルまで進んだが…… photo/Getty Images

続きを見る

カタール大会で2人は主役になれるか

これがワールドカップのレベルの高さなのか。サッカー界の2大スーパースターであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシには、どうしても今年のカタール大会で達成したいことがある。

意外かもしれないが、実は2人ともワールドカップ決勝トーナメントではゴールを決めたことがないのだ。

ロナウドはポルトガル代表で100ゴール以上決めているレジェンドだが、どこかワールドカップでは力を発揮できないところがある。初出場の2006年大会は先輩のルイス・フィーゴやマニシェらを擁しベスト4まで進んだが、ロナウドは1ゴール決めたのみ。今のところこのベスト4がロナウドにとってワールドカップのベスト成績だ。
主役で迎えた2010年大会はグループステージの北朝鮮戦でしかゴールを奪えず、決勝トーナメントではベスト16で優勝したスペインに0-1で敗北。

2014年大会もグループステージでの1ゴールのみで、決勝トーナメントに進出することができず。前回のロシア大会ではグループステージ初戦のスペイン戦でこそ圧巻のハットトリックを記録したが、ベスト16のウルグアイ戦は無得点に終わり、チームも1-2で敗れた。

メッシは2014年大会でファイナルまで進んだが、この大会でも決勝トーナメントに入ってからは1アシスト決めただけだ。メッシ本人は本調子だったとは言い難い。前回大会もベスト16のフランス戦で2つアシストは記録したが、組織力ではフランスが一枚も二枚も上だった。当時のアルゼンチンは予選突破もギリギリといった実力で、フランス相手に3-4のスコアはよく食らいついた方だったと言える。

2人ともこのまま終わるわけにはいかないだろう。両チームとも頼れる後輩が出てきており、どちらもチーム状況は4年前より良い。優勝候補に挙げていい状態だが、やはり両国が優勝するには大エースのゴールが欠かせない。今回こそは決勝トーナメントでネットを揺らせるだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ