プレミア開幕戦は昨季“勝てなかった”クリスタル・パレス 新生アーセナルは難敵を退けスタートダッシュを切れるか

昨季はクリスタル・パレスに勝てていないアーセナルだが、今季はどうなる photo/Getty images

いきなり難敵とぶつかることに

今夏の大型補強もあって期待感の大きい22-23シーズンのアーセナル。プレシーズンマッチでは5戦全勝であり、本番となるプレミアリーグでも同様の成績を期待したい。

そんなアーセナルの開幕戦の相手はクリスタル・パレスだ。名将ロイ・ホジソンが約4年間率いていたチームだが、昨季の夏に元アーセナルのパトリック・ヴィエラを招聘した。彼が来たことでチームは若手路線に変更。コナー・ギャラガーをはじめ優秀な若手を各クラブから引き抜き、若く未来のあるチームを作り上げた。そんなパレスに昨季のアーセナルは苦戦しており、2-2のドロー、0-3の黒星と計1分1敗と負け越してしまっている。

昨シーズンアーセナルがパレスに苦戦したのは組織されたハイプレスが一つの要因だった。ギャラガーをはじめパレスは積極的にアーセナルのビルドアップにプレッシャーを仕掛けており、ショートカウンターから好機を生み出している。

今季のアーセナルはこのハイプレスをかいくぐることはできるのか。英『football.london』ではパレス戦の先発を予想しており、最終ラインは左からオレクサンドル・ジンチェンコ、ガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイトとなっている。新加入ジンチェンコの存在もあって最終ラインのハイプレスへの耐性は高くなっていると見ていいだろう。冨安健洋が不在となる可能性はあるが、ホワイトが右サイドバックに入りその穴を埋めている。

攻撃面で楽しみな存在はガブリエウ・ジェズスだ。PSMでは5戦7ゴールと絶好調であり、早くもストライカーとして1番手の座を確立している。得点を取るだけでなく守備でも献身的な選手であり、開幕戦でゴールを決めチームに勢いをもたらすことはできるのか。

開幕戦から難しい相手と対戦することになるアーセナル。それでもこれからタイトルを狙うのであれば負けられない相手であり、今季初の公式戦となるパレス戦に注目だ。

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