ミランは今季3バックも採用? 伊紙が予想する[4-2-3-1]以外のオプション

ピオリ監督はどのような構想を練っているのか photo/Getty Images

もう少し補強を進めたいミラン

クラブ・ブルージュからFWチャールズ・デ・ケテラエルを獲得したミラン。昨季は[4-2-3-1]を用いることが多かったステファノ・ピオリ監督だが、今季は3バックといったオプションもより多く見ることができるのか。

昨季はFWラファエル・レオンやMFサンドロ・トナーリ、DFピエール・カルルといった若手たちが躍動し、FWズラタン・イブラヒモビッチやFWオリヴィエ・ジルーといったベテランたちがチームを支え、11年ぶりのスクデット獲得を果たしたミラン。最も多く見られた布陣は[4-2-3-1]であり、次いで[4-3-3]を使用することもあった。

しかし、伊『Gazzetta dello Sport』は、今季のミランが昨季と同じチームにはならないと指摘しており、[4-3-3]と[3-4-3]の予想フォーメーションを紹介している。

GKはいずれのフォーメーションも守護神マイク・メニャンで変わりはないが、最終ラインは[4-3-3]の場合、左からDFテオ・エルナンデス、DFフィカヨ・トモリ、カルル、DFダビデ・カラブリアといった鉄板の4人を予想。しかし、中盤はトナーリとMFイスマエル・ベナセルに加え、今夏から新たにチームへと合流したMFヤシン・アドリを予想している。

そして前線の3枚は左からレオン、ジルー、そして右ウイングにデ・ケテラエルを配置。昨季[4-3-3]使用時のMFフランク・ケシエの位置にアドリ、FWアレクシス・サレマーカーズやFWジュニオール・メシアスが務めた右WGの位置にデ・ケテラエルを入れた形となっており、より現実味のある布陣だ。

目を見張るべきは[3-4-3]の方であり、同メディアは、昨季途中から長期離脱となっていたDFシモン・ケアーがトモリ、カルルの間に入る3バックを予想。そして、右ウイングバックにカラブリア、左ウイングバックにエルナンデスを配置しており、特にエルナンデスは、その攻撃性能を最大限活かすことになるだろう。

中央2枚はトナーリとベナセルを並べ、前3枚はレオン、ジルー、デ・ケテラエルと変わらず。メンバーだけ見れば、[4-3-3]時のアドリをケアーに代えた構成となっている。

ミランは今夏、かねてから狙っていたDFスヴェン・ボトマンを逃したが、このような3バックを本格的に導入するつもりなら、やはりもう1枚センターバックがほしいところ。トッテナムのDFジャフェット・タンガンガやパリ・サンジェルマンのDFアブドゥ・ディアロ、マンチェスター・ユナイテッドのDFエリック・バイリーなどといった名前が噂に挙がっていたが、実際に獲得までこぎつけることはできるのか。

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