先制許すもボルシアMGが3ゴール挙げ開幕戦勝利 日本代表DF板倉滉は初アシスト含め完璧なパフォーマンスを披露

素晴らしいブンデスリーガデビューを飾った板倉滉 photo/Getty images

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素晴らしいデビュー戦となった

22-23シーズン、ブンデスリーガ第1節ボルシアMG対ホッフェンハイムの一戦が行われた。今夏の移籍市場でボルシアMGに加わった日本代表の板倉滉は開幕戦からセンターバックで出場している。

まずボールを握ったのはホームのボルシアMGだ。守護神ヤン・ゾマー、CBの板倉らを中心に後方から丁寧につないでいく。すると、19分、DFシュテファン・ポッシュにこの日2枚目となるイエローカードが提示され、初戦からホッフェンハイムは人数不利で戦うことになる。

しかし先制したのはそのホッフェンハイムだ。FWジョルジニオ・ラターがドリブルで右サイドを突破すると、中央にクロスを供給。最後はFWロベルト・スコフが合わせ先制に成功する。だが一人少ないという人数差はそう簡単に埋められず、42分、右サイドのコーナーキックからDFラミ・ベンセバイニがゴールを決めボルシアMGが試合を振り出しに戻す。このシーンで板倉はヘディングからアシストを記録している。
後半は人数有利を生かしてボルシアMGがホッフェンハイムを押し込む。その中でFWマルクス・テュラム、FWアラサヌ・プレアと前線の強烈な個が輝いており、71分そのプレアのアシストでテュラムが逆転弾を挙げる。勢いは止まらず、78分にはセットプレイからDFニコ・エルヴェディがダメ押し弾を決め、ホームチームは大きなリードを得た。

ブンデスリーガデビューとなった板倉だが、完璧なパフォーマンスを披露したといっていいだろう。ミスらしいミスはなく、堅実に強度の高い守備と丁寧なビルドアップを見せる。同点弾となったゴールをアシストしたのは板倉であり、チーム内からの信頼はさらに高まっただろう。

最終的には3-1でボルシアMGが開幕戦を制している。昨季は10位と苦戦したが、今季はどこまで順位をあげられるか。

ボルシアMG 3-1 ホッフェンハイム

[得点者]
25分 ロベルト・スコフ(ホッフェンハイム)
42分 ラミ・ベンセバイニ(ボルシアMG)
71分 マルクス・テュラム(ボルシアMG)
78分 ニコ・エルヴェディ(ボルシアMG)

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