レアルから去っていくベンゼマ以外のストライカー マジョラルに続き、21歳FWラタサにもヘタフェ行きの可能性

カスティージャのアタッカーで唯一トップチームに帯同 photo/Getty Images

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プレシーズンツアーで出番を与えられなかった

先日FWボルハ・マジョラルをヘタフェへ放出することが決まったレアル・マドリード。彼に続き、21歳のFWフアンミ・ラタサにもヘタフェ行きの可能性があるようだ。

ラタサはレアル下部組織出身選手であり、現在はBチームのカスティージャに所属。昨季はシーズン終盤のカディス戦でトップチームデビューを果たしており、さらなる成長が期待されている。

今夏のプレシーズンでは、ラタサ、DFヴィニシウス・トビアス、GKルイス・ロペス、GKルーカス・カニサレスという4人のカスティージャ所属選手が、トップチームのアメリカツアーに帯同。しかし、クラブ・アメリカ戦に途中出場したトビアス以外は出場機会を与えられなかった。

現在のレアルはFWカリム・ベンゼマの代役を誰が務めるのかが問題となっているが、このアメリカツアーでは、ウイングを本職とするFWエデン・アザールの偽9番が多く試され、構想外と言われているFWマリアーノ・ディアスもわずかながら出番を与えられた。それでもラタサが出場機会を得られなかったということは、コンディションの問題などでない限り、カルロ・アンチェロッティ監督の構想にはまだ入っていないということだろう。

スペイン『MARCA』によれば、そんなラタサをヘタフェが獲得したいと考えているようで、レアルが彼の保有権を50%維持する条件や、買い戻しオプション付きといった条件での完全移籍を提案しているという。また、ローン移籍もあり得ない話ではないようだ。

ラタサ本人もラ・リーガでの出場時間を確保したいと考えているようで、ヘタフェ行きの話を気に入っているという。一番の希望はレアルのトップチームでプレイすることのようだが、現状それが難しいことはプレシーズンでよくわかっただろう。

マジョラルがいなくなった以上、ラタサはチームに残しておくべきな気もするが、彼を放出することによって、本格的にストライカーの確保へ動き出そうとしているのか。はたまた、本当にアザールの偽9番だけでやり過ごそうとしているのか。アンチェロッティ監督の意向が気になるところだ。

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