南野拓実は巨大すぎる期待に応えられるか 今夏の《リーグ・アンBEST10補強》に選ばれるアジアのスター

今夏モナコへ移籍した南野 photo/Getty Images

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アンフィールドからやってきたスター

果たしてその巨大な期待に応えられるだろうか。開幕したフランスのリーグ・アンで目立つのが、モナコへ移籍した日本代表FW南野拓実への期待感だ。

南野は6日に行われた開幕節のストラスブール戦を筋肉疲労を理由に回避したが、その期待は極めて大きい。

スペイン『as』は『今夏のリーグ・アンベスト補強10選』と題した企画に南野を含めており、リヴァプールからやってきたアジアの助っ人に注目している。
南野の他にはFCポルトからパリ・サンジェルマンへ加わったMFヴィティーニャ、アーセナルを離れて古巣リヨンに戻ったFWアレクサンドル・ラカゼット、フランス代表入りも果たし、今夏マルセイユへ移籍したMFジョナサン・クラウスらが選ばれており、その面子はなかなか豪華だ。

「モナコにとって最も重要な補強の1つは、間違いなく27歳の南野だ。リヴァプールで多くのプレイタイムを得ていなかったにも関わらず、南野はマージーサイドで素晴らしい数字を残していた。すでにプレシーズンでは能力を示しており、ウイングとして洗練されたテクニックを見せたり、ベン・イェデルが不在の時は代役も務められる」

同メディアはこう南野を評しており、ライン間の小さなスペースで力を発揮できるアタッカーと見られている。

また英『The Guardian』も今季のモナコには期待しているようで、リーグ・アンのトップ3候補にはパリ、リヨン、モナコを挙げている。モナコは今夏に南野、ブリール・エンボロを加えたこともあり、パリに次ぐ攻撃集団と捉えられている。これも南野が結果を出すことを計算しての予想だろう。

昨季2位にはマルセイユが入ったが、マルセイユはMFブバカル・カマラをアストン・ヴィラへ、DFウィリアム・サリバが所属元のアーセナルへ戻るなど、軸だった守備陣に変化が起きている。これがマイナス要素と評価されており、同メディアのトップ3予想からは外れている。

もちろん優勝候補筆頭はパリで、2位をリヨンとモナコが争うとの予想だ。リヨンもラカゼット、MFコランタン・トリッソが復帰し、アヤックスからDFニコラス・タグリアフィコが加入するなど若手とベテランが上手く融合したチーム構成と期待されている。

果たして南野はこの大きすぎる期待に応えて得点&アシストを増やしていけるだろうか。主力としての補強であることは確実で、パリを追いかける危険な攻撃集団の主要戦力として早々に結果を出すことが求められている。

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