「メドフォード・メッシ」が新たな翼に? ハフィーニャら主力抜けたマーシュ・リーズ注目すべし

リーズの新たなエースとなるブレンデン・アーロンソン photo/Getty images

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攻撃面で中心となった

ハフィーニャ、カルヴィン・フィリップスと2人の主力を手放したリーズ・ユナイテッド。指揮官もマルセロ・ビエルサからジェシー・マーシュに代わっており、イングランドの実質2部であるチャンピオンシップからプレミアリーグに昇格した際のチームとは大きく姿を変えている。

今季のリーズで注目すべきは新戦力だ。2人の主要人物がチームから離れたが、そのおかげで資金は潤沢であり、多くの逸材を獲得した。

新指揮官マーシュの古巣であるレッドブル・ザルツブルクからはMFブレンデン・アーロンソンとDFラスムス・クリステンセンを獲得している。どちらも若く優秀な選手であり、開幕戦ではアーロンソンが右サイドハーフで、クリステンセンが右サイドバックに入っている。
同じくレッドブル系列のライプツィヒからMFタイラー・アダムスを獲得した。アーセナルも狙っていたアメリカ代表の選手で、開幕戦では同じく新加入のMFマルク・ロカと共にダブルボランチを形成している。

今季のリーズは大きくチームが若返った印象だ。ルーク・アイリングやスチュアート・ダラス、リアム・クーパーらベテラン勢が怪我のためチームを離れていることも関係しているが、ウルブズ戦の先発はロドリゴ以外みな20代の選手であった。しかもイラン・メリエ、パスカル・ストライク、アダムス、アーロンソン、交代から投入されたクリセンシオ・サマーフィル、ジョー・ゲルハルト、サム・グリーンウッドの7人が20代前半という若さだ。

今季のリーズで飛躍を掴むのはアーロンソンだろう。レッドブル・ザルツブルクから2500万ポンドでやってきた21歳で開幕戦ではさっそくオウンゴールを誘発する動きを見せ、決勝点に絡んでいる。パス、シュート、ドリブルと攻撃的なスキルが高く、守備では同じくレッドブル・ザルツブルクからやってきたクリステンセンと連携し、上手さを見せる。リーズはバルセロナにハフィーニャを引き抜かれたが、このアーロンソンが新たな翼となるか。英『Squawka』では彼の出身地であるニュージャージー州メドフォードからとって「メドフォード・メッシ」と呼んでアーロンソンのパフォーマンスを称賛している。

開幕戦では手強いウルブズ相手に2-1と白星を挙げたリーズ。昨季は84失点したノリッジに続く79失点と守備が崩壊していたが、今季はその問題点を解決し、どこまで順位を伸ばすのだろうか。

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