「2つのポジションで快適にプレイした」と多機能性を英紙が絶賛 イングランド初挑戦の中山雄太はリーグ初先発を掴めるか

リーグ戦初先発が期待される中山雄太 photo/Getty images

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ストークと対戦する

日本代表の中山雄太が加入したイングランドの実質2部であるチャンピオンシップのハダースフィールド・タウン。昨季はリーグ3位でフィニッシュしており、プレミアリーグの昇格プレイオフは決勝まで進んでいる。しかしノッティンガム・フォレストに敗れており、22-23シーズンもチャンピオンシップを舞台に戦うことになった。

しかし今季はここまで2戦2敗と勝ちがなく、リーグ最下位だ。10日のカラバオカップでも敗れており、シーズンが始まってから3連敗と苦しい。

その一つの要因はシステム変更だろう。昨季はリーグ戦とプレイオフの計49試合の多くを[3-4-3]で戦い、他の14試合で4バックを使用した。3バックにすることで得られるメリットは守備時に5バックに陣形変更できることで得られる守備の強度だ。が、攻撃では代償を支払うことになり、英『YorkshireLive』によると、昨季は3バックよりも4バックで戦ったほうが試合ごとのゴール期待値が高く、実際に得た勝ち点も多かったという。
そこで今季は開幕戦から[4-1-4-1]を採用しているが、ハマらず3連敗と難しい数字になっている。そこでダニー・スコフィールド監督は敗れたカラバオカップのプレストン戦の後半から以前の[3-4-3]にシステムを戻している。

3バックになったことで中山は輝きを放った。左サイドバックから3バックの左にポジションを変更しており、同紙では「他の選手がベストとは程遠いプレイをしている中で中山は2つのポジションで快適にプレイした」とプレストン戦での日本代表DFのパフォーマンスを称賛している。

ハダースフィールドは13日にチャンピオンシップ第3節ストーク・シティ戦を迎えることになるが、同紙は4バックではなく3バックで試合に臨む可能性が高いとしている。そこでは中山のユーティリティ性が生かされるとしており、移籍後リーグ戦での初先発は期待してもよさそうだ。

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