デ・リフト加入で芽生えたライバル意識 ウパメカノはバイエルンのDFリーダーになるべきだ

バイエルンでプレイするウパメカノ photo/Getty Images

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スタメン争いが与える刺激

何もせずに成長を待つよりかは、強烈なライバルを加えて刺激を与えた方が良かったのかもしれない。DFマタイス・デ・リフトの加入により、ポジティブな刺激を得たと考えられるのがバイエルンDFダヨ・ウパメカノだ。

昨夏にライプツィヒから獲得されたウパメカノは新ディフェンスリーダー候補だったが、バイエルンからはジェローム・ボアテングやダビド・アラバといったベテランDFが抜けていた。いきなり23歳のウパメカノにリーダー役が求められることになり、ドイツ王者でその仕事を任されるのは難しかっただろう。

実際、昨季のウパメカノはどこか物足りないところがあった。ミスも目立ち、まだ名門バイエルンを支えるには不安定との見方もあったはずだ。
しかし独『Sport1』はデ・リフトの加入でウパメカノが良い集中を維持していると特集。デ・リフトと競わせることで、ウパメカノを大きく成長させられると感じているようだ。

「バイエルンの責任者がウパメカノの直接のライバルであるデ・リフトをユヴェントスから獲得したのは、ウパメカノにやる気を起こさせるつもりだったはず。それ以来、ウパメカノはデュエルでこれまで以上に強く、スピーディーに対応している。そして重要なことに、ミスやファウルがますます少なくなっている」

同メディアはウパメカノをこのように称賛しており、2年目の今季は気合が違うか。バイエルンは開幕からの2試合をウパメカノ、リュカ・エルナンデスのコンビにセンターバックを任せており、デ・リフトはベンチスタートとなっている。

レフティーのエルナンデスを含め、ここのポジション争いは互いに良い刺激を与えるはずだ。ウパメカノの場合は3か月後に迫るワールドカップのフランス代表メンバーに入れるかどうかの瀬戸際だ。バイエルンでディフェンスリーダーとなれれば、代表入りの可能性も高くなってくる。デ・リフトとの競争でセンターバックとして一回り大きな選手になることが期待される。

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