トモリに次ぐミラン守備陣の中心は今季もカルルで決まりか 64.7%がケアー以上の期待を寄せる

開幕戦から好プレイを披露した photo/Getty Images

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何事もなければトモリ&カルルのコンビは継続されるだろう

今季のセリエA開幕戦も、DFフィカヨ・トモリとDFピエール・カルルのコンビをセンターバックに起用したステファノ・ピオリ監督。特にカルルは昨季途中からチームでの序列を一気に上げた選手だが、今季も継続してミラン守備陣の中心となることが期待される。

2020年夏に48万ユーロ(約6600万円)と言われる移籍金で、オリンピック・リヨンからやってきたカルル。当初はサイドバックも含むディフェンスラインのバックアッパーという立ち位置だったが、昨季途中からDFシモン・ケアーが負傷によって長期離脱したこともあり、カルルは彼の代役を担当。そのままミラン守備陣に欠かせない存在まで上り詰めた。

ウディネーゼとのリーグ開幕戦では、結果的に2失点を喫したものの、カルルは変わらず存在感を発揮。特に28分のシーンでは、ゴール前に侵入してきたFWジェラール・デウロフェウに対して、絶妙な間合いの詰め方を見せ、決定機を阻止。ミランのリードを維持した。

伊『CalcioMercato』は、シーズン開幕前にミランディフェンス陣に関するアンケートを行っており、トモリに次ぐディフェンスの中心に、カルルとケアーのどちらを据えるべきかという質問を提示。1500人以上が回答し、64.7%がカルルを支持したという。

同メディアによれば、実際ミランはトモリとの契約更新を済ませた後、カルルとの契約を更新する予定であり、2027年までの期間延長を希望している模様。現在のカルルの年俸は、2020年に契約した際の60万ユーロ(約8300万円)となっているようだが、今回の更新でこの金額は大幅に上がることになるだろう。

ミランは現在、退団したDFアレッシオ・ロマニョーリの後釜探しに奔走しているが、ディフェンス陣の顔ぶれが変わらないまま、移籍市場閉幕を迎える可能性も十分にあり、カルルに寄せられる期待や責任は大きい。昨季はリーグ戦の先発出場数が21試合に留まったカルルだが、今季はシーズン開幕からレギュラーの座を掴んでいることもあり、1年を通してのフル稼働が求められるだろう。

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