南野拓実や奥川雅也に続きたいオーストリアで成長する日本人FW 開幕4戦で“2得点3アシスト”と好調な男のブレイクは

ラピッド・ウィーン戦で決勝ゴールを決める中村 photo/Getty Images

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ガンバ大阪から昨季リンツへ完全移籍

オーストリア・ブンデスリーガで活躍し、プレミアリーグやブンデスリーガへと挑戦して結果を残してきた南野拓実と奥川雅也。彼らに続きたい日本人FWが今季序盤戦で好調を維持している。LASKリンツで2年目のシーズンを迎えた中村敬斗だ。

2019年夏にエールディヴィジのトウェンテへと期限付き移籍して欧州の門を開く。17試合4得点と結果を残して来シーズンへの期待を持たせた中村だったが、新型コロナウイルスの影響によりリーグの打ち切りやクラブの経営難で退団となってしまう。

翌年からはシント・トロイデン、FCジュニアーズ(オーストリア2部)へのレンタル移籍を経て2021-22シーズンにLASKリンツへ加入する。すると昨季はリーグ戦で22試合6得点1アシストを記録してレギュラー争いに加わると、今季は開幕戦のSKアウストリア・クラーゲンフルト戦でチームの今季初得点を記録。ここまで開幕4試合すべて先発しており、2ゴール3アシストと結果でチームに貢献しているのだ。
[4-2-3-1]のシステムを採用するリンツで左サイドハーフとして存在感を発揮している中村。スピードとテクニックを武器にサイドからチャンスメイクするだけでなく、自らフィニッシャーにもなれるウインガーであり、キック精度も高くトゥエンテではセットプレイのキッカーも務めていた。現在22歳とこれからの飛躍にも期待が寄せられる中村はオーストリアで成長を続けている。

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